《チヌ釣りQ&A・落とし込み》波があるときのスリット攻略法は? | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

《チヌ釣りQ&A・落とし込み》波があるときのスリット攻略法は?

落とし込みスリット攻略3

Q:波があるときのスリット攻略法は?

波気があるときのスリット攻略が苦手です。白波ができるほど潮がスリットを出入りする状況を釣りこなすコツをお教え下さい。

A:柱前と柱裏に注目しましょう

まず柱の間の攻め方について。このポイントに関しては波をしっかりと確認することが大切です。勢いよくスリットを通過した波は、奥壁で跳ね返って一気にスリットを出ようとします。この繰り返しが続くと手をつけられないと思いがちですが、じっくりと波を確認するとわずかに海面が静かになる状況に気がつくはずです。それは入る波と出る波がぶつかるタイミングです。広がっていた波がかき消されるその一瞬を狙い、仕掛けを張り気味に保って柱の間に餌を落として下さい。

この釣りではオモリを重くし過ぎないように注意することです。チヌの警戒心が薄れるほど大荒れの状況でも不自然な動きをする餌には反応しないからです。

次にマスの中の攻め方について。ここでもまずは波を確認することから始めます。洗濯機のようにグルグルと回る流れのときは奥壁をキープする釣りが有効です。あまりにも激しい流れが見られるときはオモリを重くして対応しても構いません。

そして、スリット狙いで最もよい狙い目といえるのが柱前と柱裏です。スリットが波を吸収するため、海が荒れていても意外とスムースに餌を落とせます。波の影響を受けにくいだけに、チヌにとっても捕食しやすい場所といえます。

落とし込みスリット攻略1

最もよい狙い目が柱の表と裏です。このように荒れているときでも流れが落ち着いています。柱の中央に沿って落としましょう。

このポイントは柱の中心を狙って通常通りに落とせばOKです。ただ、中心をはずれると左右のスリットに引き込まれ、付着するイガイにラインがからんだり、仕掛け自体のカラミが多発して時間のロスにつながるから注意が必要です。仕掛けが不自然な動きをしたり、納得できない落下をした場合は即座に回収して下さい。何度も打ち込むことで突破口が必ず開けます。

なお、餌を入れるタイミングは柱の間と同様に海面が静まるタイミングです。

(解説:児島 博)

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