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【投げ釣り】大ギス×マダイ 一挙両得を実現 Part.2 若狭のパターン

狙う時間帯と投点を考えて
キス&タイを両立させる

どうせ行くならキスもタイも!! と欲張ることのが多い私の場合、1個所で両方狙える実績場に目をつける。幸い5~7月の若狭周辺にはそれが可能なポイントが非常に多いものだ。

その基本パターンは、夕方に釣り場入りして日暮れまでは細めの仕掛けでキスを狙い(状況によって引き釣りもする)、日没からはマダイ用2本と大ギス用1本のタックルで釣るというもの。マダイ用はカケアガリやシモリ際など海底に大きな変化のある場所に投げわけて回遊を待ち、キス用は主に手持ちの引き釣り風スタイルで投点をかえながら広く探っていく。

キスマダイ2-5

状況がよければキス&マダイ以外の釣果も期待できる。

注意すべきは、キス狙いのタックルにマダイや、その他の大物もくることだ。だからハリスは5号程度、ハリもスピニングBスペシャル13号程度という他魚の大物に備えたスペックとする。

また、手持ち竿でキスを探っていると置き竿への大アタリには即座の対応ができないこともあるため、リールのドラグは必ず緩めておく。潮が速くてドラグを緩められない状況では尻手ロープをつけている。

餌取りも多い時期なので置き竿の方も投げっ放しではいけない。キス用の竿で2回投げる間に1回というペースでマダイ用の竿で少し誘うようにしている。それでも餌がなくなるほど餌取りが多いならユムシを多用することだ。

餌考察

ユムシを使う場合はハリスまでこき上げ、ハリ先を必ず出しておくことが大切だ。それで掛かりがよくなり、大ギスがヒットすることもある。また、ハリに装着してからユムシの下部にハサミを入れておくことも忘れてはいけない(ワタが出ても構わない)。切れ目を入れないユムシは海水でふくらんで食い込みが格段に落ちるからだ。

マムシやチロリについてはハリの形に沿わせて曲がった状態にしておくと食いが落ちるため、まっすぐに装着する方がいい。チロリは太めがよく、ハリいっぱいに刺して1~2㌢程度のタラシを出す感じがよい。

イシゴカイやアオイソメは2~3匹掛けにする。こうすると小型キスがハリ掛かりしないことがあるが、狙いはあくまで大ギスだから気にしない。大ギスなら丸ごと吸い込んでくれるからアピール度を重視したい。

いずれの餌においても大切なのは大ギスのアタリであわてないことだ。反射的に合わせたりせず、少しラインを送り込む方がフッキング率アップにつながる。

投入点の考え方

投入点は海底の変化のある場所、潮の変化のある場所に絞り込んでいくのが基本戦略だ。日本海では潮の動きが小さいので流れの見きわめは難しいが、それだけに潮目ができる場所があれば格好の狙い目になる。

また、マダイ狙いではかなりのピンポイント狙いになることもあるが、キスを探るパターンでは狙いたいエリア、特に釣れたエリアの少し沖めに投入するという基本を忘れてはいけない。ついポイントを直撃し、オモリの着水音に敏感な大ギスを散らさないように要注意。

なお、特にキスの場合は昼間に底が見えているような浅場へも大型が回遊してくる。沖めを探るのも重要だが、浜では波打ち際のカケアガリ、波止では捨て石の近くも探る方がいい。

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