初夏の穴場スポットプラン③ 【阪神・西宮浜のチヌ】
人気ポイントにも穴場あり。
足もと狙いで良型チヌが登場!!
西宮ケーソン、甲子園浜〈兵庫県〉
大人気ポイントの中にもライバルが見落としている穴場があります。たとえば、乗っ込みチヌ狙いの好ポイントとして有名な西宮ケーソンでは沈みテトラの穴に注目すると…‼
(文:池田 剛)
西宮ケーソンにおける
チヌ狙いの概要
西宮ケーソンは春〜初夏の乗っ込みチヌ狙いのメジャーポイントです。ただし、人が集中するのは波止の両コーナー付近で、その中間にあたる100㍍ほどの区間で竿を出している人はあまり見かけません。
このエリアには無数の沈みテトラが入っており、エビ撒き釣りで良型チヌの数釣りが楽しめます。根掛かりは避けられませんが、いい穴に当たれば午前中だけで5匹を釣ることも可能です。よく通っている私ですら行くたびに新たなポイントを見つけています。まさに穴場といえるでしょう。
沈みテトラ狙いの
アプローチパターン
西宮ケーソンでは満潮前後の4時間ほどを狙って釣行しましょう。餌のシラサエビは4~5杯あれば十分です。
①撒き餌を打つ…仕掛けを入れる前にシャクを使って沈みテトラにエビを撒きます。以後は2~3投に1回のペースで撒きましょう。
②仕掛けを投入する…シラサエビをハリにホホ掛け、または鼻掛けにしたら、沈みテトラの隙間(穴)を狙って投入します。仕掛け投入後はウキから目を離さないようにして下さい。
③ソフトにサソイを入れる…仕掛け(刺し餌)が沈みテトラにもたれるとウキが軽く沈みます。その直後に竿をフワッと持ち上げる程度のサソイを入れ、再び仕掛けを流します。あとはこれを繰り返します。
注意点は、根掛かりしないように軽く仕掛けを浮かせることです。軽いサソイを入れることでシラサエビが元気よく跳ねながら落ちるためいいアピールになります。
④ウキが消し込んだら即合わせる…落下するエビがうまくテトラの隙間に入ると、ウキが一瞬で消し込むアタリがでます。間髪を入れずに合わせるのがコツですが、早過ぎるとハリがはずれますし、遅過ぎるとテトラの奥に突っ込まれます。合わせのタイミングは実際に竿を出してつかみましょう。
⑤スピーディーに魚を浮かせる…ヒットしたら海面まで素早く魚を浮かせます。そうしないとテトラの奥に突っ込まれます。ただし、強引にやり取りするとテトラに擦れてハリスが切れるので要注意。このやり取りはウデのよしあしが試されます。高いスリル感を味わいながら経験を積んで取り込み率をアップさせて下さい。
ファミリーに最適の甲子園浜・沖地区
西宮浜の東隣に位置する甲子園浜・沖地区は、午前中にバーベキュー、昼過ぎから日没前後にかけて石ダタミでエビ撒き釣り…といったプランが楽しめます。浜での砂遊びの他、ザリガニ釣りの道具を使い、石ダタミでカニ釣りをするのもおすすめです。
エビ撒き釣りでは沖のシモリ回りを丹念に探りましょう。竿をあおるサソイをこまめに入れることも大切です。
サソイを入れた直後に鋭い前アタリがでることが多いですが、焦って合わせないようにして下さい。ウキのトップがゆっくりと沈み、見えなくなってから合わせましょう。同じシモリ回りでハネ・キビレが連発することも多いです。
インフォメーション
最寄りの釣り具店 | 尼エサ・西宮店(0798・23・2303)。 |
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備考 | 車は必ず新西宮ヨットハーバーの駐車場にとめること(敷地内にトイレあり)。 駐車料金は8〜19時…30分100円(時間内最大料金800円)、19〜8時…60分100円(時間内最大料金400円)。 |
アクセス | 西宮ケーソンへは、大阪方面からは阪神高速湾岸線・西宮浜出口をおりて左折、神戸方面からは芦屋浜出口でおりて直進したのち西宮浜1丁目交差点を右折。 |