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《チヌ釣りQ&A・かかり釣り》他魚のアタリと区別する方法は?

QAかかり_アタリ1

アタリをきちんと見きわめて合わせられると、おもしろさがよりいっそう増します。

Q:他魚のアタリと区別がつきません

かかり釣り初心者ですが、餌取りの活性が高いときなどはチヌと他魚のアタリの区別がつきません。どのように判断すればいいでしょうか?

A:まずは餌を噛んでいるときのアタリを覚えましょう

使用する竿(穂先)や刺し餌の種類、シーズンによってアタリので方はかわります。そのため、ここでは私なりの考えで本命と他魚のアタリの区別の仕方、合わせのタイミングなどを紹介させていただきます。

まず、私が好んで使用している穂先は、アタリをとる部分が潮流に引かれて曲がりきらない程度に張りがあり、なおかつ押さえ込みのアタリを視認しやすい少しやわらかめのタイプです。その穂先とともにやわらかい餌を使用するスタイルにて、ほぼ1年を通してチヌを狙っています(アケミ貝やイガイの丸貝を使用するときはもう少しかための穂先を使います)。

その穂先にて他魚とのアタリを区別するためには、まずはチヌが刺し餌を噛んでいる(またはハリが口に入っている)間のアタリの把握に努めます。慣れないうちは難しいですが、ダンゴから刺し餌が抜けた瞬間から食われるまでの穂先の動きをしっかりと観察して把握して下さい。

夏~秋の盛期は、しっかりとポイントを作っておけばチヌが散ることはそうありません。そのため穂先にでるアタリを積極的に合わせるとよいでしょう。それによって釣れた魚種ごとの反応ので方を覚え、アタリをとるということに慣れて下さい。

しかし、冬場や春先などの魚が少ない低活性時はこの方法は適しません。1日の中である数少ないチャンスをモノにしなければいけないため、アタリのとり方もシビアになります(不用意な合わせを減らすために、慣れないうちは餌取りの多さや種類をあらかじめ渡船店に確認しておくとよいでしょう)。アタリがあっても合わせを入れるのを我慢し、アタリので方を観察することに徹しましょう。

私の感覚では、フグなどの小さな餌取りの場合は穂先をチョンチョンとたたいたり、ピンピンと揺らすといった軽いアタリが多いという印象です。

そうした反応ならわかりやすいですが、気をつけたいのがボラのアタリです。スレアタリは刺し餌を噛むアタリとは違い、グーッと押さえ込まれて戻るといった具合に結構ハデに穂先が動くパターンが多いです。これにだまされずにチヌのアタリを見きわめましょう。

QAかかり_アタリ2

それらを見きわめるには、やはり餌を噛むアタリを知ることが大事です。基本的には、チヌが餌を噛むとコツッといった硬質な反応がでます。慣れるまでは、その反応を待つのが賢明です。それでも本命のアタリかどうか疑わしい場合は「ゆっくりと穂先を上げて反応を聞き、魚の重みがあれば合わせる」という方法を取るとよいでしょう。

アタリので方は時期や状況、刺し餌の種類によってかわるので、常に海中をイメージしながら釣ることが大切です。いかにアタリをだすか? いかに本命のアタリを見きわめるか? それがこの釣りの醍醐味なのでいろいろと工夫して楽しんで下さい。

(解説:角谷竜直)

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