大型の期待感も抜群!!　春〜初夏のメバル釣り場15選

⑤紀北・田ノ浦漁港〈和歌山県〉

毎年安定して釣果が上がっている釣り場。産卵を終えたメバルの体力が回復する４月中旬からは大波止外向きにある姥岩（うばいわ）回りが狙い目となる。数は出にくいが、よく肥えた25㌢オーバーが期待できる。

暗いうちはアオイソメを餌にした電気ウキ仕掛けで狙い、夜明けからはシラサエビを使ったエビ撒き釣りで狙うのがおすすめ。

条件的には大潮か中潮で夜明けに満潮を迎える日がベストといえる。できるだけ風がない方がよい。

タナは深くても２ヒロまで。ハリスは0.8号が基本となる。

なお、GW前後は50㌢までのヒラセイゴがよく釣れる。小魚が多い日や波気がある日は朝イチだけ２号のハリスを用いてヒラセイゴを専門に狙うのもおもしろい。強い引き味と抜群の食味はとても魅力的である。

大型メバル狙いならナギの夜に虫餌の流し釣りをするのがおすすめ。浮力の弱い電気ウキを使い、オモリを打たずに餌のアオイソメ（小ぶりなものがよい）を漂わせて狙う。食い気のある大型は浅いタナへ浮上して餌を捕食するため、このパターンが有効になる。

仕掛けを流すラインは５〜10㍍沖。ウキ下は２ヒロに設定すればＯＫである。フグが多いため、餌をかじられるような小さなアタリがあるときはすぐに回収して投入し直そう。

この釣り方の場合、前アタリのあとにウキが一気に消えるの本アタリがでる。そのようなアタリが頻繁にでるほどメバルの活性が高いときはウキ下を矢引きまで浅くするといい。そうして手返しを早めることで数釣りが期待できる。

雑賀崎新一文字

姥岩回りに先行者がいるときは、渡船を利用して雑賀崎の一文字へ渡るとよい。沖向きの右手のコーナーから先端までのエリアに入っている沈みテトラ回りでメバル・ガシラの好釣果が期待できる。メバル狙いなら３ヒロまでのタナを探り、ガシラ狙いなら底を探れば高確率で釣れる。

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⑥中紀・栖原漁港〈和歌山県〉

港内にある波止の先端がおすすめのポイント。あたりが静まる夜釣りがメインになるが、漁師さんなど漁業関係者に迷惑をかけないように楽しむこと。

大潮などの干満差の大きい日の満潮からの下げ始めが特に狙い目となる。潮が動く時間帯は波止と波止の水道部に速い流れが発生してヨレができる。Ⓐからその周辺を狙うと20㌢クラスが出る。

釣り方はルアーフィッシングがおすすめで、ワームよりもシンキングペンシルが有効である。ルアーを沖へ投げ、上層をじっくり探るパターンでヒットが期待できる。

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⑦中紀・田村漁港周辺〈和歌山県〉

設置されているハシゴで道路からおりられるテトラ波止は足場がよくて釣りやすいが、水際は滑りやすいため要注意。

メバルは20〜25㌢が多く、まれに尺クラスも出る。テトラの隙間などを狙うことで日中でも釣果が出るが、好釣果を望むなら夜釣りがベストである。

Ⓐでは潮位がかわる時間帯に現われる潮のヨレを狙う。夕方に満潮からの下げ始めがリンクするタイミングが特に有望である。釣り方はルアーフィッシングがおすすめ。飛距離を稼げるプラグで沖を広く探るとよい。

Ⓑは点在するシモリ回りの底をワームで探ると大型が出やすい。

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⑧南紀・三輪崎港〈和歌山県〉

波止、磯、テトラとバリエーションに富んだこの釣り場でのイチ押しはテトラ帯。沖へルアーを投げたら底まで沈め、沈みテトラの上っ面をかすめるようにしてゆっくりとリールを巻くパターンで好釣果が上がる。

ベストタイミングは満潮からの下げ始めや満潮の上げ止まり前後。潮位が高いときほど上層で大型がヒットしやすい。また、小魚が回遊する朝も期待大。ルアーの着水時や回収時に食ってくることもある。

なお、隣接する新宮港、宇久井港も実績が高い。

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