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【フカセ釣り】春チヌ連発のカギは藻場攻略にアリ!!

チヌの活性が上がる時期だが、低い水温で推移しているうちは宙層まで浮くことはあまりない。そうした状況で狙い目となるのが藻場やテトラ帯などの障害物回りだ。とりわけチヌが集まりやすい藻場は春の狙い目としては要注目といえる。藻掛かり対策などスムースに釣る方法をマスターして乗っ込み期ならではの大型チヌを手にしよう!!
(文:鰰澤拓也)
〈基本スタイル〉
集魚力の高い餌で魚を集めよう春に釣れるチヌは大型が多いだけに、タックルは強めとしたい。竿はチヌ用の1号、道糸とハリスは1.75号か2号、ハリは細軸ではないタイプのできるだけ軽いものがおすすめだ。
理想的な釣り場の条件としては、深場と浅場があり、藻やワカメなどの海藻類が生えていること。そのようなところにある、藻の状態などが見渡せる高場に釣り座を構えるのがベストである。
テトラ帯などにリンクする藻場はチヌの気配が濃厚。藻掛かりを恐れずに積極的に狙いたい。
潮は断然、満ち込みがよい。その方が水深の浅い藻場に魚が入ってきやすいからだ。
そして、最もこだわりたいのが撒き餌である。餌取りが比較的少なく、チヌの反応も全盛期ほど高くないため、集魚力の強い配合材やアミエビ、サナギミンチなどを混ぜ込みたい。
〈レベルアップガイド〉
藻掛かり対策をマスターしよう!!3月から4月にかけて水温が少しずつ上昇すると、チヌの動きも徐々に活発になってくる。とはいえ、まだまだ撒き餌につられて沖の宙層へ出て餌を食べるということはほとんどない。
そんな時期によりよい釣果を上げるためには、根掛かりを恐れずに藻やワカメが生えているテトラの際や藻の上をタイトに流す釣り方が有効だ。というのも、産卵を控えたチヌは藻やワカメ類がぎっしりと生えるテトラ際や浅瀬へ豊富な餌を求めてやってくるからだ。身を隠して体力を温存するにも好都合という点でも魚影が濃くなりやすいため、好釣果を上げるうえで藻場やテトラ際の攻略が1つのキーポイントとなる。
ただ、潮が流れていないときには藻の中央にむやみに仕掛けを入れないこと。それでは藻掛かりして効率が非常にわるくなる。そのような状況のときは藻の切れ目や際、沈みテトラと露出するテトラの間を狙うのが効率的である。
では、以降では流れがある条件にて、なるべく藻やテトラに掛からないように流すノウハウを紹介しよう。
藻掛かり回避術
春のチヌは藻や沈みテトラに身を潜めて流れてくる餌を狙っている。それに対し、藻の生えたテトラ際を流すだけではなく、藻の上を流すのも有効だ。ただし、ガン玉の使い方とハリの選び方には工夫が必要だ。
ハリスにガン玉を打つと藻掛かりする確率が高くなる。そのためガン玉はできるだけ使わない。
ハリもできるだけ軽いものを選ぶ。ただし、注意したいのは普段使い慣れている種類をかえるのではないということ。軸の太さをかえるのではなく、号数を落として軽量化をはかるようにする。藻に入ったチヌを取り込む際は強引なやり取りが必要になることもあり、その際にハリがのびるのを防ぐためである。
そうして軽量化をはかった仕掛けをフリーの状態で藻の上をスライドするように流していくと、藻の切れ目などに差しかかったときにアタリがでるはずだ。
流しているときに仕掛けが藻に掛かったときは、ラインを引っ張るのではなく、ラインを持ち上げるようにゆっくりと竿を立て対処する。そうすればはずれやすい。
それを繰り返しながら根気よく仕掛けを流せばチヌのアタリがでるチャンスは増えるため諦めずに実践してほしい。
もう1つ、この時期によく見舞われるのが掛けた魚の藻への突進である。魚を掛けてやり取りしていると、どうしても藻に魚が入り込んでラインブレイクすることがよくある。それを回避するためには魚を藻に入らせない工夫と、入られたときの出し方をマスターすることが求められる。
まず、藻の際で魚を掛けたときはリールのブレーキを緩めてラインを出し、魚を沖の方に走らせる。その後、竿を立ててゆっくりとやり取りしているうちに沖の方で魚が浮いてくる。あとはゆっくり藻の上を滑らすように寄せるとよい。
藻の中に入り込んでも強引に引き出そうとしないこと。そうすると魚が暴れ、かたい根が密集した奥へ入り込んでしまうから注意が必要だ。
奥に入り込まれた場合は、まずは竿先に軽くテンションがかかるぐらいにラインを張る。それでコンコンという魚の動きが手もとに伝わればラインを少し出し、魚を走らせてから竿を立てる。この作業を何度か繰り返すことでたいていの魚は出てくる。
いずれにしてもこの時期は藻やワカメ類の中、テトラ際にチヌがついていると考えて攻めの釣りを展開してほしい。必ず釣果アップに繋がるはずだ。
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