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【管理釣り場】渓流解禁につなげるアマゴ攻略の実戦ノウハウ
渓魚との知恵比べが楽しい。細かな工夫で時合を継続!!
ターゲットがめっきり減る厳寒期。魚の食いは渋くなるが、ほぼ確実に釣果が期待できるのが管理釣り場の魅力である。「ほぼ」とつけたのは、狙い方しだいで釣果が大きくかわる奥深さも秘めているから。細やかな部分も意識して釣果アップを目指そう!!
(文:大下義典)
おすすめターゲット
ターゲットは主にアマゴ。3月に控えた渓流解禁に備えての練習がてらにもおすすめだ。
放流量や魚のサイズは釣り場によって異なるが、1日の釣りで17〜20㌢クラスが15〜20匹ほどが平均的な釣果となる。
〈基本的な釣り方〉流し方が重要!!
釣り方としてはミャク釣りとウキ釣りの2通りあるが、本格的な渓流釣りを意識してここではミャク釣りを紹介したい。
基本的な仕掛けの流し方については、図のようなポイントを例にして説明を進める。
まず①に仕掛けを投入して②へ流し、④で回収というのが一連の流れとなる。また、流す筋を少しズラして③へ流し込むパターンも有効だ。
一般的な渓流釣り場ではこのように探ればよいが、流れになじんでいない(慣れていない)放流魚はセオリー外のポイントにいることも多い。それを見きわめられるかどうかが釣果を上げる1つのキモといえる。
図でいえば、③から石裏に戻ったところや、水深がそれなりにある場合は⑤の足もとのヨドミも狙い目となる。
〈釣果アップの秘策〉
時間帯に合わせた作戦変更
放流前の居残り狙いから始まり、放流直後の入れ食いモードを楽しんだ後は食い渋った魚を相手にすることになる。仕掛けや餌使い、流し方などを意識的に変化させて各状況をうまく釣りこなすことができれば釣果は飛躍的に向上する。
流し方や攻めるポイント
居残り狙い時は、①から②や③へと流す基本パターンを中心に釣りを組み立てる。また、他に空いているポイントがあれば、探り歩きながら拾い釣りするのも一手(たいていの釣り場は放流前や放流後、釣り人が帰った後などは移動可能)。
放流直後は足もと(⑤)や石裏のヨドミに魚が溜まる傾向があるので基本にこだわらずに探ること。
仕掛けの変更
居残り狙いには細糸、小バリが圧倒的に有利。食いがわるいときは面倒がらずに仕掛けを交換すること。細仕掛けで1日釣り通してもよいが、放流直後の時合中にハリを飲まれたり、もつれ、糸切れなどのトラブルはできるだけ避けるように注意したい。不慣れな方はそうした時合には太めの仕掛けに戻すのが無難だ。
【参考】《仕掛けの決定版》タックルセッティング・ナビ【渓流釣り編】
餌使い
放流直後はイクラのみでOKだが、食い渋ったときや居残り狙い時は餌のローテーションが有効となる。また、餌のつけ方をかえるのもよい。
足もとを泳ぐ個体は無視するのが賢明!!
食い渋ったときによく見る光景として、釣り人をあざわらうかのように目前をアマゴがユラユラと泳ぐことがある。何とかして釣ってやろうと躍起になってしまうが、結局は釣れずに時間をムダにしてしまう。ポイントを休める意味でも竿を置くのが賢明かもしれない。
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