公開日：2017.12.01

冬のおすすめ釣行プラン【志摩・波切漁港のメバル】

【メバリング】

大王崎・波切漁港〈三重県〉

ただ巻くだけでＯＫ。
なのにメッチャ楽しい!!

「シンプル過ぎて退屈そう…」なんてぼやいている人は誰ですか⁉　タダ巻きで狙うメバルほど奥が深いパターンはありません。寒さが気にならない釣り場ならさらに…♪

（text：進藤　学）

波切漁港。きれいなトイレと駐車スペースもあります。我が家の場合、土曜日の昼にのんびりと大阪を出発し、現地には夕方着。それから１〜２時間だけ釣りを楽しんで、ドライブを楽しみながら帰ります。道の駅などで車中泊をし、翌日に観光を楽しむこともあります。

冬のメバリング（メバルのルアーゲーム）を楽しむなら三重県大王崎の波切（なきり）漁港がイチオシ。ここは水温が下がりきるのが遅いため厳寒期でも魚の活性が高いのが魅力です。サイズこそ小さめですが、メバルをはじめとした根魚の数釣りが楽しめます。

この時期の紀東方面では風が弱い日なら日没ごろからメバルが浮き始めます。海の透明度が高ければ水面近くを泳ぐメバルの姿が確認できます。メバルは障害物回りを好みます。係留船、ブイ、ロープ、海藻、石積みの落ち込みなどに狙いを定めましょう。

ときにはこんな良型のメバルも釣れますし、タケノコメバルが果敢なファイトを見せてくれることもあります。

ルアーが着水したら狙いのタナまで沈めてからリールを巻き始めます。明るい時間帯は底付近、日沈後は表層付近を狙いましょう。ヘタにルアーを動かすことはせず、まっすぐ、ゆっくりと引くことに集中しましょう。巻くスピードは１秒間でリールハンドル0.8回転というのが１つの目安です。

アタリは、かすかに竿先に重みが乗ったり、コツコツと手もとに伝わったりとさまざまです。あやしい反応をとらえたら竿をあおるのではなく、リールを速めに巻いてハリ掛かりさせます（これを巻き合わせといいます）。ブルブルブルッという手応えが伝わればやり取りを楽しみましょう。

伊勢道・伊勢西ICをおりて右折。競技場前交差点から県道32（伊勢道路）へ入り、志摩方面へ。恵利原アメニティー前交差点を右折してＲ167（鵜方磯部バイパス）へ。賢島口交差点を左折してR260へ入り、志摩市街を抜けて大王崎方面へ。