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釣果に直結!! グレバリの使いわけを詳しく解説 |上田泰大の常勝トーナメント思考 Vol.23
コロナウイルスの影響で釣りに行けない日々が続いています。みなさん、いかがお過ごしでしょうか? 今回はコロナウイルスが落ち着いたときに思い切り釣りが楽しめるように、グレバリの選択に関するノウハウをご紹介します。釣果につながる要素なのでどうぞ参考にして下さい!!
(カメラ/文 上田泰大)
「そんな小さなハリの違いで釣果がかわるの?」と思う方もたくさんおられるでしょうが、ハリはグレとの唯一の接点とあって形状や重さの違いによって釣果はかなりかわります。実際、私はハリによる釣果の差を何度も経験しています。そのため食いがわるくなると何度もハリをかえます。
そこで、今回はハリの使いわけとともに、種類ごとのメリットとデメリットについて詳しく紹介させていただきます。
釣果アップをはかるグレバリの選択方法
いくつか種類がある中で私が使うグレバリを大きくわけると…
●標準として使う一般的なハリ
●軽いハリ
●重いハリ
●短軸のハリ
●スレバリ
…となります。
では、それぞれについて詳しく説明していきます。
標準で使う一般的なハリについて
瞬間的な引きに強さがあるグレ用のハリは、チヌ用と比べて太軸であることが大半です。
よく釣れるときは大きめかつ太軸のものを使うことをおすすめします。遠投しても刺し餌の沖アミがはずれにくく、やり取り中に魚がはずれることが少ないからです。
一般的なグレバリはデメリットが最も少ないハリだといえます。
軽いハリについて
刺し餌をゆっくりと落としたいときに使います。特に出番が多いのがグレの活性が低くて食い渋るときです。また、潮が止まり、仕掛けが立ち過ぎるときにもよく使います。
打った撒き餌に刺し餌を同調させながら仕掛けを入れ込んでいく際、ハリが重いと撒き餌よりも速く刺し餌が沈みます。そうなるとグレに違和感を与えるうえ、刺し餌が目立つぶん餌取りに取られやすくなります。その点、軽いハリを使えば撒き餌と一緒に刺し餌をなじませやすくなります。
デメリットとしては、細軸となるぶんグレの口が切れやすい点があげられます。また、大きい魚の場合、ハリがはずれることも考えられます。
重いハリについて
潮流が速かったり、風が強くて仕掛けがなじまないときに使います。自重があるぶん仕掛けの舞い上がりを抑えることができるからです。また、グレが仕掛けを見切る状況では、刺し餌をあえて速く沈ませることで口を使わせるといったパターンもあります。
この他、餌取りが多いときは自重のある太軸のハリを用いて刺し餌をできるだけ速く沈め、手返しを早めて狙うのが有効です。
デメリットは、食い込みがわるいことと、沈下スピードが速いために刺し餌が餌取りに見つかりやすいことです。また、浅い釣り場は根掛かりしやすいというネックもあります。
短軸のハリについて
軽いハリと同様に軽量であるぶんゆっくりと沈めることができます。また、刺し餌にハリを隠しやすいぶん、グレがくわえたときに軸や耳の部分が口に当たらないため違和感なく飲み込ませることができると考えられます。刺し餌をくわえている時間が長くなるため、小さなアタリが続く状況の中でも大きなアタリで釣れることもあります。したがって、食いが特に渋ったときに使うことが多いです。
デメリットとしては、ハリや刺し餌のつけはずしに時間がかかることと、しっかりとフッキングしないとスッポ抜けする可能性があることがあげられます。
スレバリについて
掛かりがよいうえ、グレの口に掛かったものを簡単にはずせるのがメリットでしょう(ウエアなどに掛かってもすぐにはずせます)。そのため、数多くグレを釣るときによく使います。ハリをはずす作業を何度もしていると爪が割れることがありますが、短時間ではずせるスレバリならその問題も解消できます(軸の長いハリならさらに扱いやすくなります)。
なお、用意していなくても使っているハリのカエシ部分をペンチでつぶせばスレバリにすることができます。
デメリットはハリはずれしやすいことです。それを防ぐには取り込み時に仕掛けの張りを緩めないことが求められます。緩めるとバラシにつながりやすいので注意が必要です。
以上の他、ネムリ、ヒネリ、ストレートなどいろいろな種類がありますが、数多く持っていても迷いにつながります。ご自身の釣りに応じていくつかに絞ることをおすすめします。
ハリの選択1つで釣果はかわります。釣行ができるようになれば以上のノウハウを参考にしていただき、楽しい釣りを満喫して下さい。
タックルデータ
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【上田泰大プロフィール】
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