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さあ始めましょう!! アマゴ・ヤマメ 渓流釣り入門ガイド

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美しい自然の中でアマゴなどの美しい渓魚とたわむれていると、日ごろ感じるストレスから解放されます。釣ること以外にも楽しみがたくさんあるのが渓流釣りです。シーズン開幕を迎えるこの機会にチャレンジしてはいかがでしょうか?

【渓流釣り準備編】ひとまず揃えたい装備&タックル

まずは入門にあたって用意したい道具類を紹介しましょう。

渓流釣りのフットウェアについて

長靴ではダメとはいいませんが、できればウェーダー(胴つき長靴)を用意しましょう。釣り具店のセール中であれば4,000円前後で手に入ることもあります(濡れた岩でも滑りにくいフェルトスパイクといったソールのものを選びましょう)。

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チェストハイタイプ(腰上タイプ)ウェーダーがあればヒザ下ほどの水深なら問題なく入れます。汗を含む湿気を発散してくれる透湿素材を用いたタイプは高価ですが、とても快適です。予算に余裕があるなら透湿タイプの購入をおすすめします。

渓流釣りの竿について

絶対に欠かせないのが竿です。これがないと釣りができません。管理釣り場とは違い、さまざまなロケーションが広がる自然の渓流で最も応用がきく長さは5〜6㍍前後です。ズーム機能がついていればいうことがありません。大は小を兼ねるではありませんが、渓流釣りでは長は短を兼ねます。ある程度は長い方が使い勝手がよいでしょう。

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まずは5〜6㍍クラスを選択しましょう。
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ズームタイプが便利です。

自重に関しては軽いほどよいといえます。自重があると餌の投入時にズレが生じやすいですし、何より1日を通して振っていると結構疲れます。軽いほど高価になるため懐具合と相談してできるだけよいものを手にして下さい。

渓流釣りのその他のアイテム

餌を入れる餌箱、魚をキープするビク、魚をすくう玉網、仕掛け作りに欠かせないハサミも必須です。玉網は大物を掛けたときに欠かせないアイテムですが、渓流魚の1番の餌である川虫を確保するときにも欠かせません。

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餌箱も不可欠です。
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釣った魚をキープするビクも用意しましょう。
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魚をすくう玉網も必須です。渓流用のコンパクトなタイプを選択しましょう。
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このように川虫を取るときにも玉網が必要となります。

この他、あると便利なのがハリはずし、ミミズ通し、偏光グラスです。

初心者は目印にでる微妙なアタリを瞬時にとらえられず、ハリを飲まれることが多いものです。手返しアップをはかるためにハリはずしはぜひ用意しましょう。

また、逆光時に目印が見やすくなったり、水面のギラつきを取り除いてくれる(水中の様子を視認できる)偏光グラスもあると便利です。

渓流釣りの仕掛けについて

仕掛けに関しては、極細ラインにこだわる必要はありません。大切なのは竿を含めたトータルバランスです。魚の活性が高いシーズン初期は安価な市販の仕掛けでも十分に数が狙えます。

おすすめは移動式のウキ釣り仕掛けです。ウキ仕掛けであれば餌を踊らせずに流すことができるうえ、アタリがはっきりわかります。初心者にはもってこいといえるでしょう。

目印を使った仕掛けであればハリスが0.4号、ハリが7号の仕掛けを選ぶとよいでしょう。

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ガン玉も渓流釣りでは欠かせません。

いずれにしても予備の仕掛けとハリをある程度用意して下さい。慣れないうちは仕掛けがブッシュや木に引っ掛かったり、根掛かりして切れることが多いからです。

渓流釣りの餌について

釣行する渓流に生息するカワゲラやカゲロウ類などの水生昆虫(川虫)が餌としてベストです。ただし、小型が多いシーズン初期は数を確保するのが面倒なこともあります。そのためミミズやブドウ虫など手軽に入手できる餌を持参することをおすすめします。

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カゲロウ類はオールマイティーな好餌です。
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ベテランの中にはイクラを主体に釣る人もいます。
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濁りが入ったときにとりわけ好反応が期待できるミミズも用意したい餌の1つです。

シーズン初期は、成魚放流がある渓流ならイクラ、水に濁りが入ればミミズ、水温が少しでも上がればブドウ虫といった具合に状況に応じて餌を使いわけるのが一般的です。ただし、餌によってアタリので方がまったく異なります。このため初心者であれば数種類の中からアタリをとりやすい餌を見つけて使うことが釣果アップの近道といえるでしょう。

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【渓流釣り実釣編】アマゴと餌の接点を増やすことが第1歩

流す回数が釣果に直結

まず大切なのは静かに歩くということです。アマゴに悟られることなくそっと遡行することが基本中の基本です。

そして、渓流釣りのコツを結論からいうと、餌とアマゴの接点をどれだけ作れるかです。アマゴが餌を食うであろうピンポイントに餌がついた仕掛けを流せばシーズン初期なら間違いなく食ってきます。それを掛け合わせるという動作をたくさん繰り返せば釣果が当然上がります。

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いかにトラブルなく釣るかということを意識することが大事です。最初のうちは周囲に気を配りながら竿を出しましょう。

しかし、そうした動作は慣れていないとままなりません。振り込み時に餌がハリからはずれる、魚に餌が取られたことに気づかないまま仕掛けを流している、底に仕掛けが引っ掛かってうまく流せない、根掛かりをはずそうとしてポイントを荒らす、頭上の木に引っ掛けて仕掛けを切るなど、餌がついている仕掛けをスムースに流すことの難しさに気づくことでしょう。

多く釣る人とそうでない人の差は仕掛けの投入回数に比例しているといえます。ポイントの見きわめなどのウデの差も若干あると思いますが、1投でも多く餌を流すことが釣果を上げるためのコツだといえます。

仕掛けが流れるエリアに注目

もちろん、狙った個所にアマゴがいないことには釣れません。いるであろう流れの筋を見つける必要があるわけですが、初心者にとっては難関だといえます。それがベテランとの釣果の差となってあらわれてしまいます。

その差が少しでも埋まるようにアドバイスすると、シーズン初期であれば淵やトロ場を中心に狙うことです。その中でも生きた流れの中(範囲)を釣ることが大切です。

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生きた流れとは、餌が底へ沈下せずに浮遊するだけの勢いがある流れのことです。アマゴは底に落ちた餌を拾いません。つまり餌が流れないほど弱い水流の場所にはアマゴは居つかないわけです。したがって、仕掛けが流れるエリアをじっくりと時間をかけて釣ることが釣果を上げる秘訣だといえます。

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適度な流れのある淵やトロ場をまずは探ってみましょう。底にある石に砂がかぶっている個所は流れがないと判断できます。きれいな石がある場所もポイントの1つの目安となります。

水温が高まる時間帯には集中!!

そして、シーズン初期は水温が上昇する午後からよく釣れる場合があることを頭に入れておいて下さい。3月解禁の渓流であれば、水温が上がり始めると同時にアマゴが活発に餌を食いだします。そのタイミングで淵を攻める場合、他魚よりも先にアマゴが餌を食ってくるため反転流を含む流れ込み周辺を狙うのが有効です。

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反転流をとらえることができれば数が期待できます。

淵に魚があまりいないようなら深瀬や緩い流れが集まるところなど、少しでも深くなっているポイントに目をつけるとよいでしょう。自分が小人になったつもりで川全体の流れを観察すると、淵によく似たちょっとした深みが見えてくるはずです。

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