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手軽かつ簡単にマダイが狙える!! タイラバが楽しいシーズンが到来
乗っ込みシーズンを迎える春はマダイを狙うにはうってつけのシーズンです。特におすすめの釣り方が簡単かつ手軽なスタイルで望めるタイラバです。基本の操作はタイラバというルアーを落として巻き上げるだけ。初心者の方でも楽しめるのでぜひチャレンジして下さい!!
(カメラ/文 小野英樹)
春から初夏にかけての船釣りでおすすめのターゲットといえばマダイでしょう。サクラが咲く季節にスタートする産卵に合わせて深場から浅場に移動する乗っ込みのタイミングは、とても釣りやすくなるというのが注目すべき理由です。
紅くきらめく魚体は日本人とって特別であり、釣るとうれしさが込み上げてくるものです。そんなうれしさを何度となく味わえる〝タイラバ〟の釣りを紹介しましょう。
成熟したタイラバによってマダイ釣りが身近に!!
関西の船釣りスタイルは、ここ数年で大きくさまがわりしています。沖釣りのマダイといえば沖アミの餌を用いた天秤カゴ釣りが主流でしたが、近ごろはライトタックルで手軽に楽しめるタイラバが大流行しています。淡路から和歌山にかけての沖合でもタイラバをする船が急増しており、マダイ釣りがより身近になっています。
タイラバの魅力は「巻くだけで釣れる」という点にあります。船釣りが初めてというビギナーでも大ダイを釣るチャンスが大いにあるのが特徴の1つです。その一方で、ベテランが夢中になるほどの奥が深さも有しています。キャリアを問わずに楽しめるのがタイラバの人気の秘訣なのです。
タイラバの魅力とは?
【その1】釣れるマダイは釣り味、引き味、食味ともに最高
マダイは釣り味、引き味、食味ともに最高です。また「魚の王様」とあって釣り上げたときには格別の喜びが得られます。その姿を見ると感激すること間違いありません。
【その2】道具はシンプルかつ軽量
道具はシンプルかつ持ち重りのないライトな仕様であり、女性や子どもでも問題なく扱うことができます。リーズナブルな専用ロッドやリールも販売されおり、身近な釣りとして愛好者が増えています。
【その3】仕掛け作りが超簡単!!
仕掛け作りは、ラインにタイラバを取りつけるだけと超簡単です。マダイの反応がよい遊動式のタイラバもネクタイとハリがセットになったものも販売されており、初心者でも迷うことなく手にすることができます。
【その4】釣り方も簡単!!
タイラバを海底まで落としたらあとは巻くだけと釣り方は超簡単です。ただし、よりよい釣果を上げるためには練習と工夫も必要です。
最も大切なのはタイラバを巻くスピードです。釣り始めは一定速度でタイラバを巻いてマダイの食いの状態をうかがい、よりよい反応がでる巻きスピードを把握することが大事です。また、オモリの重さやネクタイの色などによっても反応がかわります。こちらもどの組み合わせが有効であるかをいち早く知ることが重要であり、その日の状況にマッチさせることができれば釣果アップにつながります。
【その5】やり取りがとても楽しい!!
タイラバの1番のおもしさはマダイが掛かったときに感じられます。コツコツッと手もとに伝わるとともにググーッと竿先をお辞儀させる前アタリが何度かあったのちに海面に向って竿先がしなった瞬間と、合わせた瞬間に重みが伝わったときのドキドキ感はたまりません
また、青物や根魚といったおいしい魚がよく掛かるのも魅力の1つです。
加太沖のタイラバ、船上レポート
シーズンイン前の3月下旬、和歌山市の加太港を基地とする三邦丸さんの貸し切り便である「白三邦丸」に、タイラバでのマダイ狙いのアドバイザーとして乗船しました。この日はほとんどの方がタイラバ初体験であり、マダイ釣りに精通されている方は数名でした。
風がほとんどない波穏やかな絶好の釣り日和とあり、友人グループや家族連れで乗船されたみなさんは釣る前から大盛り上がり。「おいしいサクラダイをゲットしたい!!」と、期待に胸をふくらませて船長やアドバイザーによるタイラバのコツをはじめとした説明に耳を傾けます。
説明が終わると実釣スタート。まずは水深30~60㍍のポイントを探ります。ところが、水温が低いのが影響しているのか、マダイの活性がわるくて大苦戦。このようなときはマダイの食い気を高めるべくアピールを重視した早巻きで誘うのが有効だとみなさんに伝えます。
後半はやや深めの水深70㍍のポイントへ。魚探を見ると50㍍付近でマダイの反応が出ています。この様子ならやがて反応がでるだろうと思っていると、お二人の方に明確なアタリがでました。しかし、いずれもフッキングに至りません。
その矢先、船首でがんばっておられた方が「乗った~!!」と声をあげてやり取りを開始されました。竿の曲がり具合と、竿先をたたく様子からマダイと確信。このポイントに入る前に、やわらかい竿にかえるようにとアドバイスしたのが功を奏し、うまく乗せることができたようです。
無事に玉網へおさまったのはヒレと尻尾がピンと張った見事な天然の加太沖サクラダイです。大きさは40㌢クラス。食べると最高においしいしいサイズです。
「お見事です」と回りの方からも祝福されて満面の笑みを浮かべた釣り人は「タイラバ初体験で釣れて感激!!」と喜びを爆発させておられました。
この日は残念ながら釣果はこの1枚のみでしたが、水温が上昇するとともに数もサイズも良化します。初心者の方も十分楽しめるようになるので、ぜひタイラバにチャレンジして下さい!!
インフォメーション
三邦丸 | ||
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HP | http://www.sanpomaru.com/ | |
電話番号 | 050-3532-9619 090-7109-4566 |
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住所 | 和歌山県和歌山市加太1268 | |
タイラバ船の料金 | ■午前便(5時半出船、11時半帰港)…7,000円 ■午後便(13時出船、17時半帰港)…5,000円 |
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※各種クレジットカードや電子マネーが利用可能。 ※要予約。 |
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備考 | レンタルのタックル(1,100円)と救命具あり。 | |
アクセス | ■車の場合…阪和道・和歌山北インターをおりて右折し、最初の信号を右折。その後、1つめの信号を左折して県道7に入り、しばらく道なりに直進。案内指示板にしたがって左折して加太港へ。または第二阪和国道・深日ランプから府道752→府道65と経由して加太港へ。 ■電車の場合…南海電鉄加太線・加太駅から送迎車かタクシーで約5分。日によっては南海電車の特急サザンが停まる和歌山大学前駅での送迎も用意されている(要問い合わせ)。 |
近隣の釣り具店
フィッシングマックス・和歌山インター店 | ||
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HP | https://fishingmax.co.jp/shoplist/wakayamainter | |
住所 | 和歌山市秋月318 | |
電話番号 | 073-473-5858 |
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