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乗っ込みカレイの要点を再確認|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.13

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「乗っ込みカレイ」にまつわるエ・ト・セ・ト・ラの再確認です

いよいよ乗っ込みカレイの気配が感じられるシーズンを迎えました。そこで今回は大型の手応えを存分に楽しむべく初秋〜初冬にかけての「釣期のタイムスケジュール」と「シーズン初期のキモ」をピックアップ。今一度確認して待望の好シーズンを思い切り楽しんで下さい♪

(カメラ/文 中本嗣通)

毎度です

青空がひときわ高くなり、夕焼けにウロコ雲が映える季節を迎えると、僕らキャスターの関心は産卵のために接岸してくる「乗っ込みカレイ」の釣況へと移っていくのが例年のパターンです。そこで今回は、晩秋~初冬の好ターゲットである乗っ込みカレイに対して先手を打つために「釣期のタイムスケジュール」と「シーズン初期のキモ」を再確認しておきまひょか!!

10月から始まる早場カレイのキモ

深場を近投で狙えるスタイルがオススメでっせ

まず、10月に入っていち早くキャスターにコンタクトしてくるのが「早場カレイ」です。この早場のカレイを狙える釣り場の条件としては、落ち場である〝沖の深み〟から近いスポットにアドバンテージがおます。たとえば、渡船利用の一文字波止や島部の釣り場、ドォーンと沖へ突き出た埋立地、あるいは深みまでの距離が近い海峡近辺や深みを持つ大きな湾内の釣り場などがそれに相当するといえまんな。

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沖の深みに近い釣り場で竿を出すのがシーズン初期における1つ条件となりまっせ。

そのような釣り場では「遠投を駆使して海底を広範囲に探り、起伏部分を見つけだして餌を置く」というのが鉄板のセオリーですが、すでにカレイが接岸している状況であればあえてチョイ投げの近投を推奨します。…というのも、産卵期には波止や埋立地などの足もとに入れられた捨て石の際から続くカケアガリ付近に寄り集まるケースが多いからです。

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深みの近い釣り場にカレイが接岸しているなら遠投は不要。近投エリアの地形的な変化を狙うことで釣果が期待できまっせ。

この「捨て石の際に広がる砂地」という環境には二枚貝やゴカイ類、甲殻類などが多く生息していることから餌場が形成されやすいうえ、条件によっては産卵場としてカレイが寄り集ると考えられまっせ。磯や岩場から狙うポイントでは、海藻が生い茂るシモリと砂地の境界がそれにあたります。そんなスィートなスポットを見逃す手はおまへんで♪

そして、早場の時期といえば水温が下がりきらないことから餌取りの活性がバカみたいに高く、バス釣りのマシンガンキャストみたいに頻繁な打ち返しを強いられる消耗戦になるケースも多いもの。そんなときにフルスイングの連投ではオッサン世代としては体が持ちまへん。でも、ホンの軽いキャストで攻略できる近投パターンであれば、数多い打ち返しもさほど苦にせず楽々とこなすことが可能ですもんネ。

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餌取りが多い時期の近投は体力的な面はもちろん、手返しの面に関してもに有利です。

持ちのよい餌と動きのある餌の複合の装餌が有効でっせ

そんな餌取りが我がもの顔で暗躍するシーズン初期の厳しい状況下では、邪魔者たちの活性がわずかに落ちる朝夕のワンチャンスや、カレイの活性が上がる潮の動くタイミングに良型からのアプローチを期待したところでんな。それを待つには持ちのよい餌が求められます。たとえば、塩マムシやユムシの短冊などをハリに刺し、さらに動きで食い気を誘えるアオイソメ数匹を房掛けする複合の装餌方法はシーズン初期に実績が上がっています。この方法は生きマムシオンリーよりも多少なりとも餌代を抑えられるメリットがあるので、よろしければお試しのほどを。

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