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大型キスフリーク注目!! 夏秋の若狭攻略の秘訣を追求
大型のキスを狙いつつマダイ・チヌ・アコウ・スズキなどの乱入が期待できる敦賀~小浜方面に通うのが秋までの楽しみ方の1つ。その具体的なパターンを紹介しましょう!!
(文:谷口 優)
若狭の大ギス+α狙いの概要
これから秋にかけて若狭方面の夜釣りで狙うキスは26㌢を越える大物がヒットする確率が高く、30㌢オーバーも期待できます。暗闇の中、穂先ライトをひったくるような大ギスの強烈なアタリを経験するときっとヤミツキになるでしょう。
その大ギスのポイントは敦賀方面~若狭町、小浜~高浜町に豊富にあります。このエリアは、タックルや餌を工夫すればマダイ・チヌ・アコウ・スズキなどもフォローする欲張りな釣行パターンを楽しむにもいい釣り場がたくさんあります。
ただし、むやみに多魚種を狙うと釣りが中途半端になる傾向があるのも確かです。まずはキス狙いで何度か通い(それでも他魚の可能性は十分)、時合やポイントの傾向などを把握してから手を広げるのが正解だと考えています。
夜のキス釣りの要点
ポイント判断
夜釣りのポイントへはできるだけ日暮れ前の明るいうちに入り、釣り座の候補、ブイ、網、筏などの障害物の位置を確認するのがスムースに釣るコツです。
もちろん底の状況、シモリや藻場などの位置を手早く把握することも欠かせません。海の黒い部分や青い部分といった具合に色の違いから底質が異なる場所を大まかにリサーチしておき、実釣開始後にオモリを投げてカケアガリや藻場の位置などの把握に努めるのが効率的です。明るいうちに見きわめた結果、そこがダメだと感じたら明るいうちに他へ回るという判断も必要です。
集中力キープの考え方&装備について
日暮れ前から釣り場に入るとすれば、まずは日没の前後を集中して攻めるのが基本となります。そこから日付けがかわるころまでがんばって納竿するスタイルなら集中力が切れないと思います。さらに夜明け前後の時合も狙うなら、真夜中に2時間程度の仮眠を取ることをおすすめします。できれば車に戻ったり、釣り座ではリクライニングチェアなどで体をのばすなどして体を休めましょう。
そして、集中力キープのためにも必ず持参したいのが蚊取線香と虫よけスプレーです。この時期の夜はコバエや蚊が非常に多いだけに、蚊取り線香は釣り座周辺に置くとともに、身につけるタイプも備えておきたいものです。そのうえで手首や首筋には虫よけをこまめにスプレーしましょう。もちろん、服装は長袖、長ズボンとするのが基本です。
この他、顔や体を拭くための濡れタオルを2枚ほどクーラーに入れておくと便利です。真夜の仮眠前に冷たい濡れタオルを絞って顔や上半身を拭くと快適ですし、帰りの運転時の眠気覚ましにも有効です。
タックルについて
キスを主体にある程度の大物に対応できるパターンの釣りでは30号クラス(CX)の竿にPE2~3号かナイロン3号のラインでいきます。これでたいていの大物(40~50㌢クラスのマダイやチヌなど)に対応できます。
シモリ回りなど底の荒い場所もフォローしてアコウの大型を狙ったり、大バリに大餌という組み合わせでスズキ・マダイ・マゴチなどをメインに狙う場合は33号クラス(BX)の竿にPE4~5号かナイロン5号の道糸を合わせたタックルを使います(仕掛けはハリスにフロロ6~7号、ハリにユムシコウジ15~17号の1本バリとします)。いずれにしてもリールはドラグフリーにしてアタリを待ちます。
仕掛けは、キス主体のパターンなら図の通り。キスには太めですが、マダイ・チヌの大物にも対処するならこれがベターです。
オモリは23~25号を多用します。着水音による刺激を極力少なくするため、ポイントに届く範囲で可能な限り軽いものを選択しています。日本海側は潮流が緩やかであるため、軽くても仕掛けは落ち着きます。
天秤は遊動式、固定式のいずれでも食いのよしあしに大差はありません。それよりも、シモリ際を狙ったり、引き釣りでシモリ周辺を探ることも視野に入れ、根掛かりの対策を考慮することが重要です。したがって、浮き上がりのよいジェット天秤やフロート系の天秤も用意しておきましょう。
餌はチロリを主体に細めのアオイソメ(キスの食いが渋いときに動きのよいアオイソメが有効な場面があります)を併用します。餌取りの多い時期とあり、竿2~3本でひと晩釣るならチロリ2,000~3,000円、アオイソメ500~1,000円を用意します。また、他に大型魚を専門に狙うタックルを出すときはユムシ5~10個とマムシ1,000円分を追加します。ただ、このときはキス狙いの竿を1~2本に絞るのでチロリとアオイソメを少なめにしています。
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