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【チヌ釣りQ&A・落とし込み~前打ちスタイル~】カニ餌で底をうまく釣るには?
Q:カニ餌で底をうまく釣るには?
仕掛けを底まで沈めて海底でカニを歩かせるように誘うとテトラなどの隙間に入り込んでしまい、根掛かりが頻発します。カニ餌を使って底をうまく釣る方法を詳しく教えて下さい。
A:着底するかしないかの状態をキープ
底を釣るのが基本となる前打ちでは重めのガン玉を使用しがちですが、テトラ帯に付着する貝類の隙間にオモリが挟まって根掛かりが起こりやすくなります。できるだけ軽めのオモリを使用し、仕掛けのコントロールで確実な底取りを目差しましょう。
チヌのアタリはほとんどが着底寸前か着底直後のタイミングにでます。着底後にサソイをかけてアタリがでたことは、ほとんどありません。着底して数秒ほど待ってもアタリがなければ、仕掛けを回収して打ち返します。私もこの釣りを始めたころは1日で数えきれないほど根掛かりしましたが、サソイを入れてもあまり効果はないような気がします。
チヌは波によってテトラからはがれ落ちてくるカニや虫餌に興味を示します。そのためできるだけテトラ際に沿って仕掛けを落とし込むのがコツです。船底に付着したイガイを捕食するチヌの下層で、落ちてくる餌を待ち構える賢いチヌがいると聞いたことがあります。
重要なのは着底後のラインの状態です。虫餌と違い、チヌがカニを捕食するときは一度噛みつぶしてから飲み込みます。糸フケが出た状態では前アタリがとれずに噛みつぶされたカニが残る、またはカニが歩いて根掛かりします。ラインを張り過ぎても、チヌが違和感を覚えて噛みつぶすだけで吐き出します。
着底するかしないかの微妙な位置に浮かせると、カニは足をバタバタとさせるそうです。チヌによいアピールとなるその状態をできるだけキープし、しっかりと前アタリをとるのが理想です。
なお、餌の大きさは時期やチヌのサイズに合わせて選びますが、大きいものほど餌取りを回避しやすいもののバラシのリスクも高くなります。
(解説:椿下利晴)
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