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磯釣りファン要注目!! 超ド級の大物が狙える夜釣りのススメ

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夏夜の磯には日中では考えにくい超大物が釣れるチャンスがあります。メインターゲットはフエフキダイ・イズスミ・コロダイ。そのパワーはとにかくすさまじく、取るかやられるかといったスリリングなファイトが楽しめます。ときには80㌢を越える超ド級も姿を見せるビッグゲームに挑戦し、強烈な引きを体感してみて下さい!!

(文=山口和幸)

夏の磯といえばイシダイ釣りやルアーで狙うシイラ釣りのイメージが強いですが、他にもおもしろい釣りがあります。それは夜間に行なうフカセ釣りのビッグゲーム、つまり大型にターゲットを絞って力と力の勝負を挑むスタイルです。考えられるターゲットはイサギ・コロダイ・タマミ(フエフキダイ)・グレ・チヌ・ヘダイ・マダイ・イズスミなど。さらには幻の魚ともいえるクエや、規格外のサメなどもまれにアタッてきます。

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上物釣りでクエがヒットするのも夜釣りならではです。

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いわゆるメンドリもよくアタります。

以上の中で私がメインターゲットとしているのはコロダイ・タマミ・イズスミです。

コロダイはあまり大型化しませんが、魚体が格好いいうえに独特の引きを見せてくれるとあって気に入っています。

タマミは個体数こそ少ないものの、80㌢を越える大型も期待できるから無視できません。強烈なウキ入れと、底を這うような強烈な引きは大きな魅力です。

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知恵比べが楽しいイズスミも要注目のターゲットです。

イズスミは釣り人から好かれる魚ではありませんが、頭がよいうえに学習能力がとても高いことから知恵比べの勝負となる点におもしろさを感じています。より賢い大型を日中に釣り上げるのは非常に困難ですが、夜釣りではその勝負に勝つチャンスが高まります。タマミ同様に鋭いウキ入れと強烈な引きを体感させてくれるだけに個人的には大歓迎の魚としてとらえています。

以下ではその3魚種をメインに、これからのシーズンにもおもしろいビッグゲームの楽しみ方を紹介していきます。

夜の大物狙いの楽しみ方

狙い目となる釣り場とは?

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足場がよいことは絶対条件です。明るいうちに釣り座となる場所の候補を決めておきましょう。

大物狙いでは水深があまりないところに目をつけます。日中に肉眼で海底が確認できるところが理想的です。そのうえ海溝やシモリ、オーバーハングがあればいうことがありません。

また、近くに砂地が存在することと、あまり潮が動かないのも好条件となります。そうしたところは大型魚が回遊してきたり、居ついたりしている可能性が高いからです。逆に、速い潮が沖を通るうえ、水深の豊富なところは適しません。そのようなところはイサギを狙うにはいいですが、大物狙いに関しては磯際ぐらいしか狙うところがないため釣れる確率がダウンします。

そして、周囲の状況を把握しにくい夜の釣りだけに、足場がよくて安全な磯を選ぶことを忘れてはいけません。

用意すべきタックルは?

図のように日ごろ使用するフカセ釣りのタックルよりもヘビーな仕様とします。その中で特に重要なのが魚との唯一の接点であるハリです。使用すべきは軸が長くて太いタイプです。イズスミのような歯の鋭い魚を釣る場合、ハリを丸飲みされることによるハリス切れを防ぐため、結び目のあるチモトが口の外に出る掛かり方が求められます。軸の長いハリならそれを実現しやすく、ハリスを切られる確率を低減できるのです。

また、いとも簡単にハリを折るタマミなどの強力なパワーにも絶えうる強度を保持していることも条件となります。

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使う餌の種類は?

撒き餌についてはいろいろな考え方がありますが、私はイサギ狙いと大物狙いとで使いわけています。

イサギ狙いの場合、生沖アミとアミエビだけで十分と考えています。それに対して大物狙いの場合は、浮かないように海水に浸して水分を含ませたボイル沖アミに配合餌を混ぜ合わせて仕上げたものに、解ける間際のアミエビを加えて撒きます。このとき大事なのは、凍った状態のアミエビを使用すること。アミエビは解ける瞬間に青く発光し、それが強い集魚効果を生むからです。

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解ける間際の青い発光が魚を呼び込みます。

刺し餌はボイルと生の沖アミの2種類。磯際や底が主な狙い目となる大物狙いでは餌を取られる可能性が高いだけにボイルも必ず用意しています。また、アピール重視の観点からなるべく大きいものをセレクトします。2Lや3Lのサイズの中からより大きいものを選んで使うのがいいと感じています。

よい条件の目安は?

夜釣り全般にいえることですが、月夜よりも闇夜がベターです。海が明るく照らされる月夜は魚の警戒心が高いと考えられるからです。そして、大物狙いでは浅いポイントを釣ることから上げ潮を狙うのが有利だといえます。

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