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好釣果の最短ルート!? メバルのエビ撒き釣り講座
今釣らなければいつ釣るの!?
数時間で良型の数釣りも夢じゃない!!
3〜4月のメバル釣りについ力が入ってしまうのは、かつて体験した大釣りが忘れられないから。厳しい釣りを強いられる場面も多い時期ですが、エビ撒き釣りでうまくアプローチすれば連発だって可能ですよ!!
(文:葛城修平)
1年で最も水温が低い春先でも嫌な顔ひとつせずに我々と遊んでくれる愛しい魚といえば春告魚ことメバルでしょう。1~2月に産卵を終えたメバルが体力の回復に努める3~4月は、食いの渋い日もあります。しかし、その反面で驚くほどの好釣果を得られる日も珍しくありません。
ちなみに、私が今のようなメバルマニアとなったきっかけは、3月の中旬に釣行した中紀の由良湾で良型のメバルを60匹も釣った夢のような数時間の感動が忘れられないからです。ビギナー、ベテランを問わず、波止のメバル釣りの真のおもしろさを味わうなら春からが本番です!!
〈誰でも釣れる基本テク〉
大切なのは〝基本の遵守〟
「とにかく1匹を釣りたい!!」という初級者には図のような仕掛けを使ったエビ撒き釣りをおすすめします。慣れないうちは仕掛けをなじませるのが難しいでしょうから重めのオモリを使いましょう。
餌はシラサエビかブツエビ。2~3時間楽しむなら撒き餌と刺し餌を合わせて2000円分ほど用意しましょう。エビはブクブク(エアポンプ)をセットした生かしバッカンやクーラーへ入れ、生かしたまま釣り場へ持ち込みます。
大阪の泉南~和歌山の中紀にかけての各港なら大波止の外向きにあるテトラ帯や、波止先端の内向きを狙えばいいでしょう。足場がよく、魚を取り込みやすい場所に釣り座を構えることも大切です。
波止で釣るなら竿1本半(5~7㍍)沖、テトラ帯ならテトラ際に仕掛けを投入します。まずはそのあたりに撒き餌(エビ)をパラッと撒きます。
撒き餌は1回につきエビ5匹を目安とし、絶え間なく撒き続けることが大切です。くれぐれも1回にドカッと撒かないこと。それをすると見当違いのところにポイントができて釣りづらくなります。「餌を食いたきゃ、ここまできなさい!!」と、メバルを餌づけするつもりで少量を同じ場所に撒き続けましょう。刺し餌のエビはハリを尾にチョン掛けにします。
ウキ下は1ヒロ強に設定します。これは泉南~中紀エリア全域のメバル狙いで共通です(以下で紹介する谷川、湯浅でも同じ)。
ウキがチョンと揺れた後、ひと呼吸ほど置いてからスーッと沈むのがメバルのアタリです。最初にウキが揺れるのはメバルがエビの動きを封じるために一瞬だけ噛んだ合図(前アタリ)。ここで合わせてもハリ掛かりしません。その後、ウキがスーッと沈む本アタリでメバルはエビをしっかりと食っているはずです。合わせるのはこのタイミングです。
ウキに何の反応も見られないのにエビが白くなって死んでいるのは、噛んだ時点でメバルが違和感(抵抗感)を覚えてソッポを向いた証拠です。そうした状態が見られたときはウキ下を浅くし、ハリスに打つガン玉を少し追加してウキの浮力を抑えるといいでしょう。それでも食いがわるければウキの浮力を抑えつつ、ハリ~オモリの間隔を少し広げてみましょう。
反対に、エビがいっこうに噛まれず元気なままで戻ってくるときはメバルに食い気がなくて浮いていないサインです。ウキ下を少しずつ深くして下層を探って下さい。
とはいえ、食い気が上がったメバルは必ず浮いてくるものです。基本的にはウキ下を深くし過ぎたり、撒き餌をむやみに遠くへ撒くのはやめましょう。狙いがブレると修正に時間がかかり、結果的に短い時合を逃してしまいます。アタリがないときこそ、基本に忠実なアプローチ(エビを切れ目なくパラパラと撒き続ける&1ヒロ強の浅いタナを狙い続ける)を続けることが肝心です。
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