【実釣マニュアル】メバルの釣り方 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME - Part 3

【実釣マニュアル】メバルの釣り方

メバルの探り釣りパターン

のべ竿の探り釣り

足場が低くて一帯に捨て石が入っている場所、港内の船揚げスロープなどのエビ撒き釣りをするほど目立ったポイントがない場合では、全体がメバルのつき場だと考えて探り歩くのがおもしろい。特に手前からのびるスロープの切れ目までといった至近距離のエリアに狙いを絞るなら硬調の渓流竿やヘラ竿といったのべ竿で狙うと手返しがよいうえ、メバルの引きを最大限に味わえる(ただし、良型のチヌやスズキがきても取り込めない)。

メバルの釣り方8

餌はシラサエビやイカナゴも有効だが、それを生かしておくブクバケツを持ち歩くのが面倒なのでアオイソメを用いるのが主流である。

釣り方は、仕掛けをやや潮かみに振り込ん仕掛けが底に着いたら(目印のケミカルライトの動きでわかる)、竿で軽く持ち上げては糸を張ったまま手前に沈めるというサソイを繰り返す、というもの。クククッと竿先を引き込むアタリがくれば軽く合わせればよい。

メバルの釣り方9

注意点は、アタリが遠い場所では粘らないこと。1投ごとに数㍍進むぐらいのハイペースで場所をかえ、釣れたエリアを細かく探るのが効率的だ。うまく探ればエビ撒き釣りに負けない数が出る。また、手前にも竿抜けのポイントが意外とあり、のべ竿だと抜き上げるのに苦労するような型のいいメバル・ガシラが混じることも多い。

沖め狙いの探り釣り

沖に見られる潮ヨレ付近の宙層を狙うなら遠投ウキ釣りでいいが、潮流が速くて水深があるエリアの底を釣りたいときはガシラのズボ釣りと同様に磯竿を用いた胴突き仕掛けが有効だ。流れが単調でメバルの気配が宙層にないときも、比較的流れが緩やかな底層にはシモリを中心として活性の高い個体がいるケースがあることからも胴突き仕掛けが有利だといえる。

メバルの釣り方10
メバルの釣り方11

釣り方のコツはいかに根掛かりを回避できるかどうかにある。投入後、底をズルズルと引いたときにゴツンという感触から根の存在を感じたら、いったん引くのを止めてアタリを待つ。そうすることで根掛かりを減らすことができる。それで根掛かるほど底が荒い場所では仕掛けを跳ね上げては止めるというパターンを駆使することで比較的スムースに釣れるようになる。

ルアーでもさまざまな
ポイントに対応可能

メバルはルアーでもよく釣れ、特にソフトルアーの釣りに人気がある。

手軽に狙えるのは常夜灯回りのポイント。専用の小型ワームと軽量なジグヘッドを組み合わたルアーを投げ、ごくスローに表~宙層を引くだけでヒットする。

メバルの釣り方12

また、沖めの宙層は専用の飛ばしウキをジグヘッドリグにプラスすれば攻略可能であるし、深場の底はアンダーショットリグ(ルアー版胴突き仕掛け)で問題なくフォロー可能である。そのように手軽な道具立てで狙えるとあってルアーにこだわってメバルを狙う人も多い(魚の活性が低くて反応がわるいときはワームのかわりにアオイソメをつけるのもおもしろい)。