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ライトなレインウエアは使い勝手がよろしおますで♡|やめられまへん!! 投げ釣りはっ【オッサンの気ままな釣り日記編】No.34

やめられまへん投げ釣り34

昭和のころと比べてレインウエアの進化には目を見張るものがありますが、現在主流のゴアテックス製のものにはちょっとだけ不満もあります。それはゴワゴワとした重い着心地です。その点が解消された、夏の降雨時にも適したウエアを今回は紹介させてもらいまひょかな♪

(カメラ/文 中本嗣通)

雨の季節ですな…。関西圏における今年の入梅についてはチョイとばかり早急な宣言だった気がしないでもありまへんが、長期予報では中盤から終盤にかけてはつじつまの合う例年並みの降水量になると気象庁はのたまってまっせ。

さて、雨の季節だけではなく1年を通じて釣行日が降雨に当たるのは正味の話でイヤなものです。…でも、その日だけしか釣行時間を作れないサンデーアングラーズなどは〝雨天決行〟という強硬手段を取る他に選択の余地はなく、身も心も冷たくなる雨に濡れながらロッドを振ることになりまんねんな。

そして、大事なタックル類やバック類もすべて雨でズブ濡れになることから「帰宅後の水分拭き取り→入念な乾燥作業→注油や表面保護剤の塗布」といったメンテナンス作業が帰宅後にもれなく待っています。雨中の実釣だけでも通常の釣行よりも疲れが倍増するのに、帰宅後にメンテ作業まで行なうとなると翌日に残る疲労感は3~4倍増にもなるように思えるのは僕だけでっしゃろか…。

しかし、釣り場に到着すると雨中であってもヤル気がビンビンに高まるのが釣り人の悲しいサガ。この時点では後の疲労感なんぞを微塵も考えることなく釣ることになるのですが、このときに心強い味方になってくれるのが降雨の矢から身を守ってくれる甲冑のごとき「レインウエア」です。

ビニール製から透湿素材への進化にはビックリでっせ!!

昭和の昔、1970年代は安価なビニール製カッパを着用し、ゴム長靴を履くというチープな装備で雨をかわしながらロッドを振っていたものです。ただし、通気性ゼロのビニール製カッパの内側は数時間もするともォ~う湿気・湿気・湿気のオンパレードで中に着ているTシャツ、ズボンはもちろん、下着のパンツまでが汗でビチャビチャに濡れて悲惨なことになるのが通例でおました。しかも、ゴム長靴も通気性ゼロですから靴底に溜まった汗で同じようにグジョグジョになり、水虫発生率は120㌫間違いなしという惨状でおました…。

やめられまへん投げ釣り34
ビニール製のカッパを着用した夏の夜釣りの大変さといったら…。透湿性能が高いウエアの登場のおかげで釣りのストレスは本当に減りましたで♪

それが平成に入ろうかという1980年代後半になると、ゴアテックスやエントラントといった高価な透湿防水素材を使ったレインウエアをクソ生意気にも着用し始めます。すると、ビニール製のカッパとは比べものにならない透湿性能が生み出す快適さに「やっぱり値段はただ取らんなぁ~」とビックリしたものです。

軽くて着心地のいい新素材ウエアが夏の釣りにもいい感じ♪

その透湿防水素材を使ったレインウエアで僕が不満に感じていた点があります。それはオールシーズンに着用できるようにウエア生地が少し厚めのモノがほとんどで、やたらゴワゴワとした重い着心地になること。特に雨の季節から真夏にかけての暑い時期に短時間で降るにわか雨や小雨をしのぐ程度で着る際には重い着心地が気になって仕方がおまへんでした。

そんな不満を解消してくれたのがゴア社の新マテリアルである「GORE-TEX INFINIUM™ PRODUCTS」を採用したDAIWAのレインスーツの『DR-19020(ゴアテックス インフィニアム™ プロダクト レインスーツ)』です。これを愛用し始めてからは軽くてしなやかな着心地がいたくお気に入りになっています。

やめられまへん投げ釣り34
着心地が軽いだけにスムースなキャストが行なえまっせ♪

「GORE-TEX INFINIUM™ PRODUCTS」は防風性能が高いことから他社ではウインドジャケットなどの素材として使用されており、通常は防水素材に必須である縫い目のシームテープ加工が省かれているケースが多いものです。でも『DR-19020』はゴアテックス素材ならではの防水性能を担保するためにシームテープ加工がていねいに施されているためレインウエアとしても高性能を発揮してくれまっせ。

また、この「しなやかで軽量」という特徴は、折りたたんで収納袋へ入れたときにも大きくカサ張らないため、釣行時においてもコンパクトに持ち運べるという利点にもつながります。さらに、降雨や洗浄で濡れた後に行なう防水スプレーを塗布するメンテの際にも生地が薄手とあって速く乾燥するという優位性もあります。ひとことでいえば「今までのレインウエアよりも使いやすい」ことが実感できるアイテムでおます。

デザイン性もばっちりでっせ♪

見た目のよさはウエアのデザインに優るDAIWA製品ですからノープロブレム。ジャケット、パンツにある5つのポケットには水の浸入を軽減する加工を施した軽量ファスナーが採用されていたり、フードの間口を広げて視界を確保するビューアップシステムを搭載するなど機能的にも隙はなし。まさに実釣に必要な基本性能を押さえたスタンダードモデルといえまっしゃろな。

カラーはブラックカモ、グリーンカモ、イエロー、レッド、ダークオリーブ、マジョリカブルー、ブラックの全7種類。ちなみに、オッサンは鮮やかなイエローをチョイス。もォ~う、派手好きにはドンピシャなカラーですわ(笑)。

やめられまへん投げ釣り34
オッサンが選んだイエローの他、多くのカラーラインナップがあるのも魅力的でっせ!!

まっ、ミドラーを着込めば防寒着のかわりにもなるような厚めでシッカリとしたレインウエアもよろしおますけども、ライトなアイテムが適する夏場の雨に備えてこの『DR-19020(ゴアテックス インフィニアム™ プロダクト レインスーツ)』も併用できるように持っておけば、今よりもっと快適に釣りが楽しめるとオッサンは思いまっせ♡

商品のサイトはこちら→https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/wear/rain_wr/dr_19020/index.html


【中本嗣通プロフィール】

1959年に北河内で産湯につかり、中学1年生から投げ釣りオンリーで釣歴を重ねる。『関西のつり』誌の愛読歴は43年、執筆歴は28年を数え、まさに関つりと共に人生を歩む。「口上は一流、釣技は二流、釣果は三流」が座右の銘でんねんわ 投釣倶楽部大阪会長。
■ブログ…https://ameblo.jp/yameraremahen/

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