大物の連発も!! コロダイ･タチウオ＋αが狙える沖波止の夜釣りを解説

小アジ・カマス・タチウオ・コロダイ・青物…と、釣りもの豊富なこの時期を目一杯楽しむなら和歌山県中紀の釣り場がおすすめです。中でも注目したいのが比井崎の沖合にある小浦一文字です。

この釣り場へ夕方までに渡堤して朝まで釣る通し釣りなら上記したターゲットを高確率で釣ることができます。特におもしろいのがタチウオとコロダイ。そこで、それらをメインにした釣行スタイルの要点を紹介いたしましょう。

コロダイ・タチウオ＋αの通し釣りの要点

タチウオとコロダイともに日が沈んでからの２～３時間（20～23時）が有望なタイミングです。その他のターゲットの大半がこの時間帯に集中するといっても過言ではありません。そこをしっかりと釣れるように、タックルの準備などを考えて日没の２時間前には渡堤しておきましょう。

また、短い時合になることを想定し、トラブルなどによるタイムロスを減らすこととともに、空バリで釣る時間がないように餌をこまめに交換するといった点を心がけることが大事です。

渡堤後の夕まづめには青物も期待できますが、いろいろと狙うとどっちつかずに終わることがあるため本命に集中するのが得策です。回遊系のターゲットは朝まづめにも回ってくるため、青物などは早朝に飲ませ釣りで狙いましょう。

コロダイ・タチウオ＋αの通し釣りの流れ

①タックルや餌の準備

飲ませ釣りで朝に狙う青物の餌となるアジを釣るためのサビキ仕掛けとアジを生かしておくためのバッカンの準備、タチウオのウキ釣りとコロダイ狙いのタックルのセットを考えると、渡堤後は準備に結構な時間がかかります。コロダイとタチウオの時合はほぼ同タイミングに訪れるため、日没までにすべての準備をすませておきましょう。

②まずはサビキで小アジを調達

アジは夕方ならほぼ入れ食い状態なので心配はいりません。ただし、日没後30分もするとまったく食わなくなるので注意が必要です。早朝にアジを調達してもいいですが、サビキ釣りをしている最中に青物のチャンスが終わることも考えられます。できるだけ夕まづめに釣っておきましょう（そのためにも早めの渡堤がおすすめです）。

③実釣開始

小アジがある程度確保できたら海エビなどの餌をつけたコロダイ狙いの仕掛けを竿下の敷き石回りへ投入し、糸を張った状態で竿受けや三脚などに竿を置いてアタリを待ちます（アタリがでたときに竿や三脚が海へ引き込まれないように、いずれも尻手ロープなどを利用してクーラーボックスなどの重量のあるものと連結しておきましょう）。

その後、すぐにタチウオ狙いを開始します。こちらは早いときには夕方から釣れだすこともあります。

コロダイ狙いの注意点

タチウオとコロダイが同時にヒットすることも珍しくありません。ただ、タチウオに関してはアタリがでてからしばらく放置しておいても餌を飲み込むことが多いため遅合わせでも心配ありません。特に、サンマの切り身を餌にすれば深い込みを促せます。

一方、コロダイは即合わせが必須です。アタリがでてから合わせるまでに時間がかかると根に潜られるからです。それによるバラシを防ぐために実釣中はコロダイにウエートを置きましょう。そして、アタリがでたら速やかに合わせて強引に浮かせるやり取りを心がけて下さい。

なお、アタリのあるなしにかかわらず、タチウオの仕掛けは打ち返しを続けましょう。電気ウキの流れ方からコロダイとタチウオの時合の目安となる潮のかわりめが察知しやすくなるからです。

釣行メモ