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【カレイ】キスとの両得&のんびり楽しめる年末年始の釣り場ガイド
乗っ込みカレイのシーズンは一発大物も魅力的ですが、ここでは少し違った視点で高確率でカレイ+αが期待できるポイントと、のんびりと車横付けで楽しめるうえに年末年始に活況を迎えるカレイポイントを紹介しましょう
(文:石橋隆之)
【カレイ釣り場①】東播・播磨新島〈兵庫県〉
播磨新島と東二見人工島との水道部はカレイ釣りファンには有名なポイントです。それだけ乗っ込みカレイの実績が高いといえる場所です。当然ですが、カレイが釣れだすと多くのキャスターが押し寄せます。そのように混雑必至のこの時期の私のおすすめの釣行プランを紹介しましょう。
それはキャスターが竿を仕舞う夕方からポイントに入り、次の日の日中まで釣るというものです。12月の夜釣りなので完璧な防寒対策と根性が必要ですが、狙いのポイントに入れる可能性が高くなります。また、カレイ以外のターゲットも高確率でゲットできる楽しみがあるという魅力が夜釣りにはあります。
そのターゲットとは、ずばりキス!! カレイは夜間にはさすがに期待できませんが、播磨新島と東二見人工島水道部には毎年必ずといっていいほど落ちギスの群れが入り込んできます。20〜28㌢級の良型が爆釣することも珍しくないので見逃せません。
複数本の置き竿で狙うのもいいですが、私のおすすめは引き釣りです。というのは、置き竿だと他魚のアナゴが非常によくアタり、仕掛けがグチャグチャにされてしまうからです。そこそこ太ければ持ち帰ってもいいのですが、エンピツサイズなので、できるだけ掛けたくないものです。そのため置き竿は夜が明けてからのカレイ狙いまでは行ないません。
おすすめポイントはⒶ、Ⓑの2個所です。
Ⓐは播磨新島の駐車スペースに最も近い場所。テトラの形状のかわり目が目印です。水道部を出ていく潮と沖を流れる潮がぶつかってできる右斜め前方の潮ヨレがベストポイントです。
Ⓑは駐車スペースから少々歩かなくてはなりませんが、山村硝子前付近がカレイの実績ポイントです。足場のよいテトラから石積みにかわる付近が目印です。ここでは、カレイは足もと付近で釣れることが多い気がします。
【カレイ釣り場②】泉北・貝塚人工島〈大阪府〉
足場良好、手すりあり、遠投不要、北西からの季節風の風裏、車はほぼ横づけ、泉南方面では稀少な40㌢クラスも期待できる、という具合に魅力にあふれたポイントが貝塚人工島の水道部です。
水道部は外海が荒れているような場合でも穏やかであり、投げ釣り以外の釣り人もあまりいません。そのぶんのんびりと竿を出すことができます。
釣り座は数個所ある階段状のベランダがおすすめです。後方が広いため、荷物を置けますし、キャスティングのしやすさも良好です。
ここは餌取りが多いので、アオイソメやコガネムシの他に塩マムシや塩コガネ、ユムシなどの餌取り対策用の餌も必ず持参しましょう。
年末年始も要注目!!
年末から年始にかけて釣れるカレイをクリスマスカレイと呼びます(釣れるのはほとんどがオスのカレイです)。その超有名スポットといえるのが岸和田一文字です。
カレイが釣れだしたという情報が出回ると釣り人が押し寄せるクリスマスカレイのシーズンは、混雑した一番船に乗り込み、一文字に接岸するとボルト並みのダッシュでポイントを確保…、というのが恒例です。私のような根性なしのヘタレキャスターにはある意味敷居の高い釣り場であり、毎年敬遠しています(笑)。
そんなクリスマスカレイは岸和田一文字に限ったものではありません。貝塚人工島の沖向きも岸和田一文字に負けず劣らず高確率でカレイが上がります。ただし、足場のよい釣りやすいポイントは大変混雑します。そこで、私は貝塚大橋を渡って突き当たったⒶあたりに入ることが多いです。取り込みはテトラからになるので足もとに注意が必要ですが、他の場所に比べて餌取りが少ないように感じています。
時合はやはり夜明け前に集中することが多いですが、夕方にも短時間ながらカレイが釣れるタイミングがあります。短い時合を効率よく釣るために、地元の常連さんの中には4〜5本の多バリ仕掛けを使用されている方もおられます。
いうまでもありませんが、こまめなサソイと新鮮な餌の確認、回りの状況を常にチェックすることが釣果につながります。その点を頭に入れてアプローチして下さい。
貝塚人工島はとても気軽にエントリーできる釣り場です。年末の竿納め、年始の初釣りの釣行先として考えてみてはいかがでしょうか?
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