グレ釣り仕掛けの再考 Part.1|桑原英高のグレ釣り一直線・尾長グレ追求編 vol.14

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最近、私のフェイスブックページへ「月刊誌のころから連載を楽しみに拝読させていただいています。桑原さんの固定ウキ釣法は独特ですね。ぜひ詳しく教えてほしいです」といったメッセージを数件いただきました。そこで、今回から2回にわたって私のグレ釣りの仕掛けの考え方について触れてみたいと思います

(文:桑原英高)

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固定ウキ仕掛けのメリット

現在、グレ釣りの仕掛けで主流となっているのはG5~0といった浮力の弱い円すいウキを用いたスタイルです。その中でも多いのがウキ止めとシモリ玉を用いた半遊動仕掛け、なるほど仕掛け、ウキ止めをつけないフリー仕掛けの3つでしょう。その点、私は違います。仕掛け作りが遅いことから競技会に限っては3パターンぐらいに即変更できる仕掛けで挑むことがありますが、普段の釣りでは90㌫ぐらいが固定仕掛けとしています。尾長グレ狙いにいたっては100㌫固定で釣ります。

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ゴム管に刺したツマヨウジをウキに差し込むというシンプルな方法でウキを固定しています。

ここでいう固定とはウキ止めをつけた仕掛けという意味ではありません。ツマヨウジでウキを完全に固定し、ウキ下を一定にするスタイルのことです。このスタイルには「風や波の影響を受けてもタナボケしにくい」や「ラインメンディングの際にも刺し餌のタナがかわりにくい」といったメリットがあります。

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ウキ止めを用いた一般的な遊動仕掛けです。

その点、ウキ止めをつけていても遊動部分があれば、そうはいきません。よほど重いオモリを使用していない限り、波や風に引っ張られる道糸の影響を受けて多少なりとも刺し餌が上下します。これはウキを沈めて釣る場合も同様で、オモリが軽ければ道糸の動きに合わせて刺し餌が踊ってしまいます。要するに、撒き餌との同調がはかれないということになるわけです。

それはラインメンディングの際も同じです。修正しようと道糸を張ると、ウキ止めが少なからず動くために刺し餌のタナがかわってしまいます。さらに、いったん持ち上がったウキ止めがウキのトップへ到達するまでに時間がかかり、仕掛けがなじむ前にポイントを通り過ぎるといった不具合も起こります。

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寒の時期に見られるシビアな状況の場合、口太グレを狙うにしても数㌢刻みのシビアなウキ下調整が必要になります。その際、上記のようにウキ止めが動くとどうでしょう? ウキに伝わる反応が鈍り、小アタリがとりにくくなります。その点、固定仕掛けならばウキ以下の仕掛けに張りが保たれやすいため、着水した瞬間から臨戦態勢に入れます。

ただ、ウキ下が長くなるほど遠投しづらいという難点があります。慣れれば竿3~4本ぐらいは投げられますが、結構な投げづらさを感じます(笑)。とはいえ、型を狙うことが多い私の場合、遠投の必要性はさほど感じません。というのも、和歌山に限っては大型ほど磯際近くで釣れるからです。たいていの釣り場は竿3~4本も投げられれば十分なのです。

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