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【チヌ釣りQ&A・フカセ釣り】温排水エリアでの釣り方は?
Q:温排水エリアでの釣り方は?
冬場の狙い目となる温排水エリアは他と比べて水温が高いぶん、冬の釣りとして考えなくてもいいのでしょうか? 温排水エリアでの釣りの基本的な考え方を教えて下さい。
A:縦の流れを見つけて宙層も意識
温排水エリアでは厳寒期でも驚くほど高活性な状況に出くわすことが多くあります。そのため冬場のセオリーといえる底層付近の釣りにとらわれてしまうと釣果がのびないケースもあるでしょう。
温排水エリアの特徴として、水温以外にも重要な要素があります。それは排水により生じる流れです。排水量、潮の満ち引き、風向きなど、さまざまな要素がからむことで潮流が複雑になりがちです。
どこを狙えばいいか迷うところですが、目をつけたいのは湧き上がりや潮目といった潮流が縦に変化するポイント。つまり、撒き餌が溜まりやすい場所です。ただし、本命以外の魚の活性も高くなります。他魚を避けながら釣るには2~3個所に撒き餌を入れてポイントを作っておき、それらを順番にローテーションしていきます。
撒き餌の配合に関しては、まとまりがよくて高比重な集魚材を使用し、遠投性があって速い上潮に負けずに沈むように仕上げます。刺し餌は生の沖アミの他に、ボイルや練り餌といった遠投してもハリからはずれにくいものを用意しておきましょう。ハリのサイズが小さいと餌がはずれやすくなるため私はチヌバリ4~5号をメインに使用しています。
また、軽い仕掛けではなじみにくく、効率のわるい釣りになります。そのためG2以上の仕掛け(ウキ)を使用しましょう。狙い目となる潮の変化に仕掛けが入るとゆっくりとウキが沈むよう、追加のガン玉(G6~G8)を打って浮力を微調整します。ウキをゆっくりと沈めながらタナを広く探り、アタリはラインの動きや穂先でとるようにします。
冬の温排水エリアでは思った以上にチヌの活性が上がっている場合もあります。ベタ底だけを狙うのではなく、底から1ヒロぐらいの範囲までは探る必要があると思います。前後・左右方向については、まずは排水の中を釣り、徐々にその周辺の潮流の変化に狙いをシフトしていくのが基本です。
(解説:前西喜弘)
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