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暑中を楽しむアイデア公開!! 夏の釣りの知恵袋
逃げ場のない炎天下のケーソンで
安全に釣りを楽しむための3個条
普段は徒歩10分のコンビニへ行くときでさえクーラーをガンガンにきかせた車を使うほど暑がりのくせに、真夏になるとマゴチ・ヒラメ狙いの飲ませ釣りで灼熱のケーソンに釣行しています。緩めたドラグから道糸がジージーと引き出される興奮度の高いアタリを何度となく楽しみたいからです。
しかし、炎天下のケーソンは表面温度が50度にものぼり、あらゆる方向からの照り返しで逃げ場はありません。とはいえ、動きの少ない待ちの釣りとあって置き竿から離れるわけにはいきません。
そんなケーソンでの釣りですが、特に知恵を絞っているわけでもなければ、特殊なアイテムや装備を用いて挑んでいるわけでもありません。しかし、何とか毎回生還しているので過酷な釣り場で生きのびる?コツを実践しているのでしょう。そこで、ここでは思い当たる対策を紹介させていただきます。
首筋を冷やす
クーラーには氷水があるはずです。そこにタオルを2つ浸します。そのうち1つは軽く絞って首に巻きつけます。もう1つはしっかりと絞り、肩筋や背中(僧坊筋あたり)に当てるようにTシャツやスポーツシャツの下にもぐり込ませます。これは、直射日光の下、立って作業をした後に日焼けに悩まされる部分を覆ってしまうことと、首筋に浅く走る血管を冷やして血液の温度が上がり過ぎないようにするのが狙いです。
首に巻いたタオルが熱くなれば、再びクーラーの氷水に浸します。たとえタオルに魚のヌメリや、アオイソメの尻尾がついていようとも気にしてはいけません。何よりも命が大切です。
どこでもミスト
思いつきで試してみたところ絶大な効果があったのがコレです。百均で購入したスプレー容器に水(ぬるくてもいいですが、海水はNG)を入れ、顔や手足などの露出部分にスプレーします。そうすると気化熱のおかげでスッキリとします。サラサラウエットティッシュは何度も使ううちにベタついて不快になりがちですが、水のスプレーは何度繰り返しても気持ちがいいものです。
フットウエアと飲食料
底の薄いサンダルで歩き回ると足の裏が熱くなり、体力を消耗します。裸足の方がマシなくらいです。釣りをする際は底の厚いシューズが賢明です。
食べ物はクーラーで冷やした野菜(キュウリやトマトなど)がおすすめです。塩を軽く振って食べれば塩分補給も可能です。
飲み物は常温の水かスポーツドリンクを少しずつ補給すること。アイスや氷水のがぶ飲みでいい思いをしたことはありません。脱水状態にもかかわらず、胸焼けがして喉の渇きを感じないという危険な状態に陥るので注意しましょう(釣りが終わった後なら体を冷やすのに効果的)。
以上の対策は危険な状態になってからでは間に合いません。そうならないための対策です。身の危険を察知したら、たとえドラグ音が鳴っていても引き上げましょう。
(文:野村慎太郎)
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