【投げ釣り】キャスターズ・ハイ Cast.3 〈徳島県〉北灘周辺&勝浦川河口のキス

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り1

上向き傾向の釣果に納得。
徳島界隈のキス釣りが本格化!!

北灘周辺/勝浦川河口〈徳島県〉

例年に比べて水温が安定しないせいか、ホームグランドである徳島界隈のキス釣りはいい話が聞かれませんでした。それでも時期を追うごとに上向く釣果に期待感は高まる一方です。好釣り場が並ぶ北灘周辺、初めて竿を出した勝浦川河口ともに今後は要注目です!!

  • 湯浅研史
  • 板東建司
  • 文:矢野勝彦
  • 永沢弘雄
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みなさん、投げてますか!? キャスターズ・ハイの連載に参加させていただくことになりました矢野勝彦です。投げ釣りを通して感じたことはもちろん、自然環境の移りかわりについても本連載の中でお伝えしたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、私が住む徳島県下の今年のキス釣りは、安定しない水温が影響しているのか状況がよくありません。この時期に良型が釣れる鳴門の北灘から引田にかけての播磨灘や、吉野川水系でも実績が聞こえてきません。そんな中、5月26日の土曜日に北灘方面の状況を調べようと車を走らせました。

盛期まであと一歩。上向き傾向に満足!!

情報がないことから思い当るポイントもなく、釣り場におり立っては海の状況を眺めながらドライブします。

まずは折野漁港の消波ブロックから3投ほどしてみます。しかし、アタリすらありません。周囲にある定置網の多さにも嫌気が差したことから場所を移動することにします。

次に向かったのは海岸線の高台にある駐車場付近です。この場所では4月に入ってから数匹のキスを釣っていますが、魚を取るカゴが多く設置されているためスルーします。

続いて様子をうかがったのはロマンチック街道のトンネル裏にある車横付けポイントです。こちらもたくさんのブイが浮いていますが、潮位が高いタイミングとあって雰囲気は良好です。例年だと18~23㌢が主体に釣れる好ポイントですが、1週間前にきたときにはアタリすらありませんでした。さて、今日はどうでしょうか?

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り10

投入すると、オモリが落ちたとたんに竿を引き込むアタリがでました。サイズは20㌢ほどですが、ヤル気(食い気)が十分伝わる反応に期待感が増します。

連掛けを期待して2投めをすると、先ほどと同じようなアタリがでました。それに対して少し送り込むと2連でヒット。今日は調子がいいみたいです。「釣れるときに釣れ!!」との師匠の教え通りに釣り続け、潮止まりまでの2時間ほどにわたってとても楽しいキスのアタリを味わうことができました。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り4

潮位の高いタイミングとあって鋭いアタリを楽しめました。

その後、時間を空けて少し離れた消波ブロック上から仕掛けを投入してみます。すると、サイズはアベレージには届かないものの3連で釣れました。また、この時期にキスと同じくキャスターを楽しませてくれる、色鮮やかなキュウセンが鮮明なアタリと強い引き込みを味わわせてくれます。塩焼きや南蛮漬けにしてもおいしい魚のヒットにうれしくなります(ちなみに、僕はウロコをつけたままの塩焼きが大好きです)。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り5

おいしいキュウセンもヒット。

キュウセンとキスのサイズがひと回り小さくなったところで終了。海の状況が1週間で大きくかわったことに驚きました。4月からキス狙いで釣行していますが、釣果がのびた最初以降は思うように釣れませんでした。底潮の水温が上昇しなかったこともあって心配していましたが、今回釣れたことで今後の期待度も高まりました。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り6

状況はどんどん上向いているようです。このままハイシーズンに突入してほしいです。

新たな釣り場の手応えも十分!!

翌日、午前中にトーナメント(全国大会予選)の手伝いで阿南の北の脇海岸へ向かいました。匹数で競う本大会は4時間で30匹を釣られた方が優勝となり、全国大会への切符を獲得されました。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り11

状況はわるいものの、あまりにも天気がよいので帰路にある釣り場でキスを狙うことにしました。到着して竿を出したのは友人に教えてもらった勝浦川河口の左岸です。

流れがない状況とあり、アタリのないまったりとした時間が流れていきます。どうにか反応を得ようと置き竿にしたり、あちらこちらに投げ込んで底の状態や水深を調べていると、ようやく引き込むアタリがでて20㌢オーバーをゲット。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り9

サイズはまずまずです。

その後、アタリがでるようになりましたが、どうやらカケサガリを釣っているようでアタリがあってもなかなかハリ掛かりしません。手前の水深は4~6㍍ほどあるのですが、100㍍ほど投げたところの水深は2㍍前後と非常に浅くなっているのです。

よりよく掛かる場所を求めて探り歩くと、20㌢オーバーの良型がダブルでヒットしました。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り7

20㌢級の2連とあって手応えも楽しめました。

キャスターズハイ3 勝浦川河口キス釣り8

2時間の釣果です。本番を迎えればさらなる釣果が期待できそうな釣り場でした。

難しい釣りに悩まされながらの2時間でしたが、新しい釣り場と出合えたことから充実した1日になりました。

今年は地元の吉野川もキスのシーズンインが遅れています。今後に調子が上向くことを期待していますが、自然のことなのでどうなるかはわかりません。よい状況になったときに楽しめるように、よりよい環境作りに向き合いたいと思います。

タックルデータ

竿 がまかつ・がま投アルテイシア30号
リール シマノ・スーパーエアロ キススペシャル コンペエディション
道糸 YGKよつあみ・M・O・P・E(モーリ)投WX8 0.6〜0.8号
力糸 YGKよつあみ・アタッチメントテーパー投 レッド1.5〜12号
オモリ 景山産業・ブルシンカー20〜25号
スナズリ がまかつ・砂ずり仕掛V ショート・スタンダード・ロング
ハリ 手返しキス50本仕掛
キススペシャル50本仕掛
シロギスファイン50本仕掛

【矢野勝彦プロフィール】

全日本サーフキャスティング連盟・徳島鱗友サーフに15歳で入会。1992年の報知キス釣り選手権に優勝して第23期名人位を獲得。以降、第24期、第25期と名人位を防衛。G杯争奪全日本がま投(キス)選手権は2000年の第22回大会で準優勝、2001年の第23回大会で3位、2006年の第27回で優勝。2014年の全日本サーフキャスティング連盟主催クラブ対抗キス釣り選手権で個人優勝。
がまかつフィールドテスター、YGKよつあみフィールドテスター、景山産業フィールドテスター。1967年生。徳島市在住。

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