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【投げ釣り】有望エリアのマゴチ・ヒラメ攻略ガイド Part3.四国東部エリア
四国東部〈鳴門~室戸〉エリア
夜の磯物狙いも好シーズンだから
室戸方面まで南下してみよう!!
サビキで何か小魚が釣れるような場所ならマゴチ・ヒラメの可能性は十分。どうせ四国まで行くなら夜のコロダイ・タマミまで期待できるエリアで足場のいい港内をじっくりサーチ!!
(文:中村 毅)
四国東部の鳴門市から徳島市、東洋町、室戸市、高知市といったエリアにはヒラメ・マゴチ狙いでメジャーなポイントは数少ない。だが、他魚を狙ってこの方面に出かけると、現地でおもしろいウワサを聞くことがある。サビキ仕掛けやイカ狙いのアジにヒラメが釣れたとか、カレイ狙いにマゴチが釣れたとか…。そのポテンシャルは結構高いと思った方がいい。
実際、このエリアでは鳴門の粟津離岸堤0番で狙ってマゴチが釣れるうえ、ヒラメの実績もあることが知られている。他にも津田の一文字、大洲の大波止、和田島のT字波止、今津港の波止、橘湾の埋立地、由岐港の波止、牟岐楠の浦西波止、浅川港の大波止、大里海岸、那佐湾の砂置き場、宍喰港の東波止、水床湾の波止、甲浦港の荷揚げ場、生見海岸、野根漁港の波止、佐喜浜漁港、高岡漁港、室戸岬漁港と室津漁港の各波止、羽根漁港、奈半利港や安芸漁港、手結港の各波止など、個人的に釣果があったり、釣れたという情報をキャッチしている釣り場は多い。したがって、四国へ出かけるときは状況に応じてマゴチ・ヒラメ狙いの釣りを楽しむようにしている。
〈釣り場考察〉
磯物が釣れるエリアまで南下するスタイルで!!
私の場合、仕事のシフトによって休みがかわるため、釣行時はそのときに休める日数によって釣り場を選択する。2日以上現地に滞在できるのであれば高知市の方まで足をのばすが、それ以下の日数であれば室戸市までのエリアで楽しむという感じである。
釣行のスケジュールは、夏場のメインターゲットであるタマミ・コロダイなどを狙った夜釣りを主とし、これを早めに切り上げて釣り場を移動するか、実績があるのなら同じポイントで夜明けからヒラメ・マゴチを狙うパターンが多い。
ただ、最初からヒラメ・マゴチをメインに考える場合は暗いうちに釣り場に入り、夜明け前には仕掛けを投入できる状態にしておく。また、この時点では餌の生きアジなどが確保できていないことが多いので、当座の餌として市販のウグイを持参して確実に朝まづめを釣るようにしている。
各種ベイトがいるならOK!!
投げ釣りでヒラメやマゴチなどのフィッシュイーターを狙うなら、まずはポイントにベイト(餌となる小魚など)が存在するかどうかに注目することだ。ベイトがいれば底のカケアガリにヒラメやマゴチ、もしくはその他の大型魚が潜んでいると考える。そして、どこに小魚がいるかという情報、つまり小アジなどが釣れているかという程度の話は現地の餌店が把握しているわけで、アミエビでも購入するついでに話を聞けば釣り場選びは難しくない。
そのように釣り場を選んで現地に着けば、前述のように持参したウグイなどを餌に夜明けから第1投の仕掛けを入れ、すぐさまアミエビを撒いてベイトを寄せることを始める。ときには海面に撒くこともあるが、基本的にはサビキ仕掛けのカゴを使ってなるべく底に撒き餌を入れて底~宙層にベイトを寄せる。当然ながら、その際にサビキに掛かる小魚は餌として使用するから一石二鳥の作戦といえる。
ちなみに、釣れた小魚はブクバケツで生かしておいてもよいが、私の場合はアユ釣り用品の引き船に入れて海につけておく。引き船のキャパはそう多くないので小魚がたくさん釣れるときは網目の小さなスカリも併用するが、引き船の方が小魚にダメージを与えないのは確かである。
サビキ好調の荷揚げ場に注目!!
釣り座には潮通しのよい波止の先端やコーナー部を選ぶのがベストだが、先客や立ち入りの制限によってそこに入れないことも想定される。そんなときは迷わず港内に目をつけ、サビキ釣りの盛んなエリアに釣り座を構える。
ベイトさえいれば港内へも多くのフィッシュイーターが入っているもので、80㌢を超える超大物のヒラメも港内で結構釣れているものだ。特に餌が多い漁船の荷揚げ場あたりは1級ポイントで、釣り場によっては最初から港内狙いで釣り座を構えることもある。
その他、ポイントの理想的な条件としては、水深が10㍍前後あり(もっと深くてもいい)、サビキ釣りをするラインの底がカケアガリ状態になっていること。そんな場所ではカケアガリがベストポイントになる。そこへエレベーター仕掛けや胴突き仕掛けといった捨て石での根掛かりにも対応しやすい形で生き餌を投入する。
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