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【初心者歓迎】キス釣りが超ファミリー向きな10の理由

【理由6】
餌代が安いし、ゴカイでなくても大丈夫…かも?

手軽なキス釣りの餌はイシゴカイだけで十分。1,000円分もあれば1日遊べると思います。移動のルート上に餌店があれば、とりあえず500円分だけ購入しておき、なくなれば移動時に買い足す手もありますね。

虫餌が苦手なメンバーがいれば、イシゴカイなどの虫餌に似せた生分解性の食わせ餌(キスの好きな味、匂いがついたルアー釣りのワームのようなもの)がおすすめです。ゴカイより釣れるとまではいえませんが、キス釣りの実績は十分あります。

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    餌はイシゴカイをメインに使用します。
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また、沖アミの餌に反応することもありますし、シラサエビ、アサリのムキ身、ボイルエビ、イカの短冊などでも釣れるようです。虫餌が苦手な人、旅行先などで虫餌が入手できないときは食わせ餌とともに小さなエビ類などのキスの口のサイズに合いそうな餌を試してみればいいでしょう。投げ釣りのフルスイングではちぎれて使えないような餌でもチョイ投げなら何とかなるものです。

【理由7】
昼から行っても大丈夫。夜釣りだって安全に!!

潮による時合もありますが(満ちてくるとき、満潮からの下げ始めぐらいがよいところが多いです)、キスは昼夜とも狙える魚です。そして、日中の釣りでは朝夕のまづめどきに食いが立つことが多い傾向にあります。

だから夜明けから釣り始めて暑くなってきたら納竿して観光スポットなんかをチェックして帰るというスケジュールはおすすめです。また、早起きが苦手なら午後から釣り場に入って夕まづめをメインに釣るのもわるくありません。

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朝まづめ(夜明け前後)は特にチャンスタイム。よりよい反応が期待できます。

また、午後からの釣りならそのまま半夜釣りに突入してみるという手もあります。それなりの照明類(1人1台のヘッドライトなど)があれば、基本的に足場のよいファミリーキスのポイントですから問題なく釣ることができるはずです。日没からの数時間に大型キスが回ることも多いですし、渋滞する時間を避ける意味でも半夜で狙ってみる価値はあります。

【理由8】
うれしい他魚もいろいろ!!

キスを狙っていると他にもいろいろな魚が釣れます。一番のおなじみはガッチョ(テンコチ)です。ヌルヌルしていて見た目もカッコよくはありませんが、おいしい魚なのでキープするのもいいですよ。江戸前の天プラで上ネタとされるメゴチというのもガッチョのことです。

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    よく釣れるガッチョは食べてもおいしいです。

キューセン(ベラ)も見た目がきれいで塩焼きや刺し身が美味な魚です。チャリコ(マダイの子)もよく釣れますが、マッチ箱サイズの小型は食べるところがないのでリリースしましょう(20㌢オーバーならそれなりにおいしくいただけます)。

その他、場所によってシマイサギ・カレイ(主に小型)・セイゴ(スズキの子)なども掛かるので楽しみです。

ただ、雨後などで水潮(淡水の割合が多い状態)になるとフグが多くてハリスを切られてばかりのことがあります。あまりひどいときは場所をかわることです。毒のあるトゲを持つゴンズイ・ハオコゼにも注意して下さい。

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    置き竿のパターンでよく掛かるのがウミケムシです。フサフサとした毛が刺さると取れにくいので要注意です。

なお、ときにはキビレやチヌの良型がヒットしますし、掛かったキスにヒラメ・マゴチ・エソが食いつくこともあります。何か大物が掛かったようなら無理をせず、ときにはリールのストッパーをオフにして糸を出したりしながらゆっくり寄せてみましょう。浜なら細い仕掛けでも結構な大物まで取り込めますよ。

【理由9】
釣り方だって簡単!!

釣り場に立ったら前述の仕掛けに餌のイシゴカイやバイオワームをセット。とりあえず沖に向かって目一杯投げ、リールを使ってゆっくりと引いてくる…。これでブルルッとアタリがくればキスが釣れています。つまり本当に簡単に楽しめる釣りなんです。

アタリが遠いときは仕掛けを止めて魚が回ってくるのを待つのもわるくないですが、手軽に釣るなら置き竿はやめておきましょう。フグにハリスを噛み切られることが増えますし、グロテスクなウミケムシは底で動かない餌が大好物みたいです。やっかい者を釣らないためにも仕掛けはこまめに動かしましょう。

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足もとに捨て石があって根掛かりする波止でなければ、仕掛けはじっくり手前まで引くことです。その日のベストポイントが波打ち際のカケアガリであることも少なくありません。また、沖の方よりも手前でアタリが多いときは、横に人がいなければ仕掛けを斜めに投げると近くのポイントを効率よく探れます。

なお、1本バリのチョイ投げ仕掛けは扱いやすくてファミリーフィッシングには最適ですが、慣れてきたら2本バリとか3本バリにも挑戦してみましょう(3本バリなら市販のチョイ投げ用仕掛けが便利です)。良型のキスがダブル、トリプルでヒットしたときの手応えはなかなかのものですよ。

【理由10】
おいしい白身はみんなに大好評!!

「クセがないのがもの足りない…」なんて通を気取る人がいるぐらい、キスの白身は非常に食べやすい美味です。魚は嫌いという人にもキスのフライや天プラだけは好きだというタイプが少なくありません。

さあ、まずはおいしいレシピのネタを確保すべく、夏の海辺で手軽なキス釣りにチャレンジしてみましょう!!