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【磯釣り】イシダイ 初夏の戦略 Part1.自己記録更新を目標にする

〈実践釣り場ガイド〉
すさみ・ウス島〈和歌山県〉

過去の実績によると、南紀では椿、口和深、伊古木、江須崎は7月まで、すさみ、見老津、日置は5月後半から晩秋にかけて釣果が出ているように思う。

その中で1年を通してコンスタントに釣果が出ているのがすさみである。白島、シオフキ、エビ島、カツオ島、地のセシマは好釣果が特に期待できる。

そのうちまず目をつけたいのがエビ島だ。潮通しのよさと豊富な水深に恵まれていることから年間を通じてイシダイを狙えるうえ、60㌢アップが多数出ている好磯である。実績のある釣り座は高場にあるイシダイ場の右端。ここは上り潮がいい釣り座である。

続いておすすめなのがカツオ島。ここも型・数ともに実績は抜群だ。足場がよくて釣りやすいのもいい。釣り座は最も沖側のエビ島方向に取り、少し沖向きに竿を出す。ここも上り潮がいい。

私の好きな地のセシマの実績はいうまでもない。ここでは東端に入り、カツオ島よりやや沖向きに竿を出す。少し前にあるはっきりわかる海溝がポイントだ。ここもやはり上り潮がいい。

以上の3つが特におすすめだが、今回はあえて港近くのウス島を詳しく紹介したい。

ウス島といえば冬のグレ釣りをイメージする方も多いだろうが、底物もなかなかの実績がある。特に調子がよくなる夏場にじっくりと攻めたい磯である。

初夏のイシダイ3

水深は結構あるが、根掛かりが少ないから釣りやすい。棚もないため大物がきても取り込みやすい。ただ、1畳ほどの大きさしかないウス島はウネリには大変弱く、少しでも波があると上がれないのがネックだ。大潮のときは船が近くを通るたびに裏にあるカケアガリから波が這い上がることがあるからやっかいである。

竿2本先に海溝があるが、ここはポイントではない。狙い目は30㍍ほど投げて仕掛けを寄せたところにあるカケアガリ気味の変化だ。遠投してズルズルと仕掛けを引っ張ると砂地の中にある変化がわかるはずだ。その他、足もとより少し前にも仕掛けが落ち着くところがある。

潮は下りがいい。その流れになればイシダイ・イシガキダイの数釣が楽しめる。

餌はウニとトコブシ(ナガレコ)で好釣果が出ている。

なお、ウス島は河口の近くに位置しているため大雨後の釣行は避けた方がよい。釣行前に渡船店へ連絡を入れて状況を確認したい。

釣行メモ

渡船 岩元渡船0739-55-2227携帯090-8828-5209)他。

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