家族・子供と釣りに行こう!! 初夏の応援プラン② 【和歌山北港海つり公園】 | 関西のつりweb | 釣りの総合情報メディアMeME

初夏のファミリー&シニア応援プラン② 【和歌山北港海つり公園】

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家族連れに特におすすめの釣り公園

春は根魚、夏はサバ&ソウダ。
釣り公園は美味魚がいっぱい!!

〈和歌山県〉和歌山北港海つり公園

子どもがまだ小さいため危険な釣り場へ行きにくいという方におすすめのプラン、和歌山北港海つり公園で楽しむウキ釣りのパターンを紹介いたしましょう

(文:黒野忠則)

和歌山北港魚つり公園の概要

おすすめの釣り場は和歌山北港魚つり公園です。全長1㌔に及ぶ広大な釣り場には転落防止の壁、もしものときの浮き輪といった安全設備の他、トイレ、パーキング、自動販売機など、ファミリー釣行で求められる設備がすべてが揃っています。

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釣り公園の足場はとても良好です。後方も広々としているのでキャストがしやすいからビギナーにもおすすめです。

では、そんな安心の釣り場における4~8月のファミリーフィッシングの対象となる釣りを紹介しましょう。

ターゲットと釣り方のパターン

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4月中はガシラやメバルを狙うのがおすすめです。

4月はガシラとメバルの2魚種を狙うのがおもしろいです。投げ釣りが禁止されているので足もとを探る釣りか、ウキ釣りがメインとなります。ただ、足もとはベラなどの他魚が多いため、アオイソメをつけて少し前方を流すウキ釣りの方が有利です。ウキ釣りの場合は、速い潮流を釣りこなすために10号くらいのオモリ負荷に耐えられるウキの使用が求められます。

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釣り座は1番ゲート付近がベスト。少し遠投して底を這わせるように狙うとガシラをメインにメバルも狙えます。時間帯は開門すぐから9時くらいまでがベストです。

5月に入ると中〜大アジがおもしろくなります。投げサビキで5ヒロ前後のタナを流すと好釣果が得られます。この時期のアジは丸々と太っていてすこぶる美味です。

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ファミリーフィッシングの盛期にはアジやサバなど釣って楽しく、食べておいしい魚が揃います。

6月は降雨との戦いになりますが、例年大サバが回ります。クーラー満タンになるほど釣れることもあるから見逃せません。サバはマサバとゴマサバの2種の回遊があり、年によってどちらがくるかわかりません。より美味なマサバなら非常にラッキーです。

7~8月は投げサビキでのソウダガツオ狙いがおすすめ。サバよりも力強いうえに大きいから引き味をより楽しめます。ときおり、サバも混じるから楽しいです。

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以上の中で最もおすすめなのが7~8月のソウダガツオ&サバです。いずれも引き味が非常によく、小さな子ども連れのお父さんも興奮すること間違いなしです。

なお、いずれの時期も風や波が強い日や雨の日を避けましょう。サンバソウやグレなど、荒れている方が食いのよい魚もいますが、アジやサバ・ガシラ・メバルなどは晴れたベタナギの日の方が釣りやすいからです。また、潮位差が大きな大潮の日に釣行するのが理想的です。

餌考察

流し釣りはアオイソメを使用します。ハリにチョン掛けにしてタラシを長く取りましょう。

投げサビキ釣りはアミエビを撒き餌として使用します。カゴに入れるときは吸い込みバケツを使わず、割り箸で入れること。そうすれば飛び散る汁で回りに迷惑をかけることがありません。

アオイソメは1,000円、アミエビは4㌔ブロックを1~2個(釣れるときは消費量が多くなる)用意すれば半日楽しめます。

ワンポイントアドバイス

いずれの釣りもボーッと待つのではなく、サソイを頻繁にかけることが重要です。サソイをかけてすぐにヒットすることも珍しくないですからこまめに誘いましょう。

そして、アオイソメを使う際は、急所である頭を少しはずしてハリを刺しましょう。また、カゴに入れるアミエビは頻繁に入れ直すこと。これが魚の群れを足止めする最良の方法となります。

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こまめなサソイが釣果アップのコツです。また、サビキを使う釣りでは投入回数(餌を入れる回数)を増やすことでアタリの継続が見込めます。うまく釣ればこのような良型アジの数釣りも可能です。

ソウダガツオ&サバに関する注意点

ソウダガツオはマルソウダ(メジカカツオ)とヒラソウダ(スマガツオ)の2種類がヒットします。姿形は似ていますが、マルソウダにはヒスタミンという毒があるから要注意。生で食べると食中毒を起こす危険性があるため必ず火を通すことです。一方、ヒラソウダは毒がないので生でおいしくいただけます。

見わけ方は、エラブタ上端にある黒い点が背中の黒い筋から離れているか、くっついているかの違いです。くっついている方がマルソウダ、離れているのがヒラソウダです。

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サバとソウダガツオは持ち帰り時の処理が大事。頭をサバ折りにして絞めるのが鉄則です。

また、サバも2種類釣れます。腹の白いところに黒い斑点があるものがゴマサバ、斑点がなくてキラキラしているのがマサバです。ごくまれに黄金に輝くマサバがいます。それは脂が乗っている極上の個体なので必ずキープしましょう。

釣れたカツオとサバは必ずサバ折り(首を頭の方に折る)にし、海水に浸けて血抜きをすること。その後、内臓とエラを取って潮氷(氷に海水を入れたもの)で保存しましょう(血抜きは生臭さを、すぐに内臓を取るのはサバアレルギーの大半を占めるアニサキスを除去するため。潮氷はバクテリアによる身の分解を食い止める効果があります)。

サバはきちんと管理すれば極上というにふさわしいほどおいしい刺し身を食べることができます。青魚でありながらも白身魚のような上品さとブリのような食感は素晴らしいのひとことです。

インフォメーション

和歌山北港魚つり公園
電話番号 073-451-2866
HP http://wakayama-fising.jp
料金 ■大人(16歳以上)1,130円
■小人(6〜15歳)570円(6歳未満は無料)
■駐車料金720円
※65歳以上の方はシニア割引サービスとして駐車料金が無料(要証明書)
開園時間 ■4〜11月=5時半〜20時半
■12月=6〜19時半
■1〜3月=休園
その他 餌、釣り具、軽食を販売する売店あり。
最寄りの釣り具店 つり具のマルニシ本店073・432・3649)。
アクセス 阪和道・和歌山北ICをおりて右折。県道139→140と紀ノ川沿いを道なりに直進。インターからは約30分。大阪方面からは第2阪和国道・大谷ランプ(岩出・加太)でおりて直進し、突き当たりを右折して県道140へ出るルートでもよい。

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