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《チヌ釣りQ&A・落とし込み》透け潮の対策は?

チヌQ&A 落とし込み透け潮対策2

スリットケーソンの場合、日の当たり具合も考慮して日陰を狙うことで、透け潮でもアタリを得られる確率が上がります。

Q:透け潮の対策は?

南風が吹く時期までは透け潮が続きますよね。あれを見るとテンションが下がりますが、上手な方はきちんと釣果を上げておられます。透け潮時の攻略法を教えて下さい

A:チヌに警戒心を抱かせないことが重要

濁りが入っている方がよく食う、というのは確かですが、潮が透けていたら食わない、というわけではありません。餌は食いたいけど警戒心が邪魔をして食えない、という状況と考えて下さい。ですから、こちらの気配を悟らせず、チヌを驚かせないことが大事です。

そして、そのための工夫をきっちりとできている人が釣果を上げているのです。釣り場によらず気をつけるべき点としては、チヌは音に敏感なため移動時にできるだけ足音を立てず、餌の着水音や仕掛けの上げ下げで起こる振動なども極力抑えるように心がけることです。

また、チヌの視界から少しでも自分の姿を隠すためにできるだけ波止際から離れる、自分の影を水面に落とさない、というように立ち位置も工夫します。決してポイントをのぞき込むことはしないようにして下さい。

さらに、大阪北港のスリットケーソンのような変化に富んだポイントでは、その特徴に応じた攻略法があります。足場の高いところ、低いところを選択可能な状況であれば水面から離れた高い場所を選びましょう。また、ストラクチャー回りであれば陰になっている側を狙うのが有利です。スリットケーソンであれば柱の間は日陰となりやすく、こちらの気配を悟られにくいポイントとなります。

チヌ落とし込みQA透け潮2

以上のことを踏まえ、そのときどきのポイントの形状や特徴からチヌに警戒心を抱かせない方法を考慮のうえ実践して下さい。そうすれば、きっと新たな落とし込みの世界を発見できるはずです。

(解説:井川 智)

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