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【波止釣り】寒さを忘れる厳選スタイル1・カンダイ
落とし込みで狙うカンダイ
冬の港回りで興奮を味わいたいならカンダイ狙いがおすすめ。機動力を生かせる落とし込みで気になる狙い目を探り、強烈な突進を味わおう!!
(文:大橋積塁)
カンダイ狙いの概要
冬波止のヘビー級王者といえば何といってもカンダイでしょう。合わせた直後からギューン!! と糸が引き出され、なすすべもなく切られることもある力自慢との勝負は身も心もアツくなります。
大型のカンダイ狙いのベストシーズンは冬期。水温が下がりだすと波止回りを悠然と泳いだり、テトラの穴を出入りする巨体をよく目にするようになります。また、冬期のカンダイは食味も抜群。しゃぶしゃぶなどでおいしくいただけるという魅力もあります。
そんなカンダイ狙いにイチオシのパターンは落とし込み。最初の狙い目が不発でも、すぐに移動して探り歩ける機動力の高さが魅力のスタイルです。波止の先端やケーソンの継ぎ目、スリット、テトラ回りなど、カンダイがつきそうな狙い目をどんどん探ることで強烈なアタリを何度も味わうことも可能です。
タックルはシンプルに
仕掛けは非常にシンプルです。ハリを結んだ捨て糸にガン玉5Bをつけるパターンを基本とし、それで底を取りづらければより重量のある中通しオモリをつける仕様に変更するというものです。オモリはできるだけ軽くした方が食いがよいため、状況に応じてセッティングを変更することで釣果アップにつながります。
なお、ハリスを長めにしているのは、テトラに擦れたり、スリットに入られても、できるだけラインが切れないようにするためです。
餌は生きた岩ガニが基本ですが、見た目のアピール力が高いエビ類のムキ身やアサリ(いずれもスーパーで購入できるものでOK)でも釣ることができます。
基本的に撒き餌は使いませんが、反応がないときは集魚材をベースとしたものをポイントに打って魚を寄せるのもありです。
主導権を握るのが大切!!
釣り方は図の通りです。胴突き仕掛けのような釣り方にてカンダイを狙います。
アタリは、いきなりグググッと竿先が大きく絞り込まれたり、ドスンという重みが乗って糸が走るといった反応が多いです。基本的には底で食ってきますが、餌が着底する前にアタることもあります。餌を沈めている最中にラインが止まったり、沈むスピードが急に速くなったら、ゆっくりと糸を張って竿で魚信を聞いてみましょう。
そして、アタリをとらえたら竿をあおって合わせます。その後、底から離すために間髪を入れずに一気にリールを巻きます。最初の突っ込みで魚に主導権を握られると取り込みが困難になるため、少々強引にでも突進を止めましょう。
我慢比べの勝利を確信したら落ち着いてやり取りし、魚を十分に弱らせてから海面に浮かせます。そして、魚体が横になったタイミングで頭から玉網へ誘導して取り込みます。なお、重量のあるカンダイのこと、玉網の柄をのばしたまま持ち上げると折れてしまうので要注意。無事にネットインさせることができれば、水面に対してできるだけ垂直に近い角度で柄を保持して引き上げましょう。
ガシラ&イソベラ狙いもおもしろい!!
カンダイの反応がイマイチのときはイソベラ狙いを試して下さい。タックルはそのままで沖アミや虫餌(アオイソメやイシゴカイ)にするだけで狙えます。餌取りとして毛嫌いされる魚ですが、甘みがあっておいしくいただけます。
ハリスを2号へと細くし、ガン玉5Bをセットした仕掛けでテトラの穴を探ればガシラもよく釣れます。こちらの餌はアオイソメやイシゴカイの他、シラサエビでもOKです。
淡路島のカンダイ超有望ポイント
生穂新島・北波止
駐車場から少し距離があるのがネックですが、波止際でも十分な水深があり、潮通しも抜群なので竿を出す価値は大いにあります。
有望ポイントは、波止の先端付近、コーナー部、ケーソンの継ぎ目などです。先端付近は潮が流れ始めると仕掛けをなじませづらくなります。そんなときは流れのヨレを狙いましょう。
島内には他にも狙い目が豊富です。内向きの際を探り歩くのもおもしろいです。ケーソンの継ぎ目に狙いを絞って広範囲をテンポよく探るスタイルでも好釣果が期待できます。
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