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チヌ・フカセ釣りの悩みを解消!!|垂直ケーソンの釣り座選びのコツは?
Q:垂直ケーソンの釣り座選びのコツは?
チヌのフカセ釣りをするにあたり、地形的な変化に乏しく、流れの単調な部分が多い垂直ケーソンでは釣り座選びに困ります。どんなところに目をつければいいでしょうか?
A:海面の他、地形の変化にも目を配りましょう
鏡状の変化や白泡は要注目
釣り座やポイントの選択はどの釣りにおいても大変重要です。その目安の1つとなるのが潮の変化がある場所です。ただし、堤防では先端やカーブ付近以外だと見つけにくいのは確かです。
とはいえ、一見すると単調に思える潮流にも多くの変化が隠されています。何気なく目にしている海面にしても、意識して観察すると多少なりとも変化が見られるものです。
その1つが堤防の際や沖に生まれる鏡状の帯です。それがケーソンに当たっていたり、沖にのびているポイントは釣り座として有望です。
もう1つ、堤防に沿って白い泡が平行に流れているところも見逃せません。これは沖からの潮と、堤防に当たって跳ね返る潮が作り出す潮目であることが多いからです。
その中でも目をつけたいのは、泡状の潮目が沖側へふくらんでいるところです。堤防と平行に走る潮目の形状に乱れがあるということは、整然と並んでいるはずの基礎石が崩れているとか、シモリがあるなど、海中に何らかの変化があると推測できます。つまり、チヌが身を寄せる格好のポイントを形成している可能性が高いといえるわけです。
地形の変化もサーチ
そうした変化は寒の時期には特に注目したいものです。潮流の変化よりも優先すべき目安であるといえます。というのも、水温が15度を切るような状況下では、チヌは沈み根や基礎石などに身を寄せてじっとしていることがほとんどだからです。そのつき場にしても、いわゆる潮通しのよいポイントではなく、潮溜まりといわれる部分になる傾向が強くなります。そうした場所では水温が安定しているうえ、撒き餌がききやすいことも手伝ってチヌの集まりがよいものです。
地形の変化のチェックポイントとしては、ケーソンの傾きやコンクリートの色にも注目しましょう。大阪湾では海底の地盤沈下にともなってケーソン上部のみを再形成している場所があり、新しく見えても海底の基礎石の形状は変化しているといった場所もあるからです。このような潮や地形のわずかな変化を見きわめて少しでも条件のよいポイントを選ぶことが好釣果につながります。
風などの釣りづらい条件も考慮
ここまではチヌ側に立っての好条件の話です。実際に釣りをする際には釣り人側の都合も考えなくてはなりません。
冬場は季節風が吹く日も多いことから、ライン操作などを考えるとできるだけ風が当たらない釣り座を選ぶことが重要となります。風当たりの強いポイントは水温の変動が激しく、魚の都合からいっても好ポイントとはいえません。
また、日差しの入り方に注意が必要です。逆光を避け、ウキがしっかりと目視できる場所を選択することも集中力を切らさないうえで重要です。
その他、沖アミが撒かれた形跡も釣り座選択の目安の1つとなります。
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