【磯のヒラスズキゲーム】バラシを軽減するフッキング考 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

【磯のヒラスズキゲーム】バラシを軽減するフッキング考

フッキング個所からの考察

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ケース1

磯のヒラスズキ ファイト4

ルアーを丸飲みしているこの写真がフッキングのヒントになる。このケースではフッキングから、たまたまどのハリも外れず、他の場所に掛かることなくランディングできたもの。一見するとルアーが口の中にあるので後方から丸飲みしているように思えるが、実際には頭から吸い込んでいるということと、リヤフックが先に口外にフッキングするとルアーが口の中に入らない原因となることが想像できる。

前述したようにほとんどの場合、ヒラスズキはルアーのヘッドの方から反転して吸い込む形でバイトしてくる。ここで本物のベイトフィッシュなら頭からヒラスズキの口の中に入ることになる。しかし、悲しいかなルアーの場合はヘッドの先からラインに引かれているため、ラインが抵抗になってどうしてもルアーのリヤ側が先にヒラスズキの口に入る形になりやすい。そしてバイトの瞬間、ルアーは口の中に入ってもテイルフックが口の外側から刺さってしまう。写真はこのときにテイルフックまで口の中に入ったケースだ。テイルフックが刺さっている向き、場所(エラの水が抜ける方向)を考えると、ラインの抵抗でルアーがリヤから口の中に入ってフロントフックより先にテイルフックが刺さったと考えられる。そして、その後にフロントフックがしっかりと刺さってルアーが固定されたと推察している。

ケース2

磯のヒラスズキ ファイト5

この写真は明らかにルアーのヘッドからヒラスズキの口の中に入っている。ラインの抵抗をできるだけ減らした状態でヒラスズキをバイトに持ち込んだケースだ。リヤフックはアソんだ状態だが、フロントフックがしっかりと貫通しているので時間をかけてファイトしてもバレることはない。

ケース3

磯のヒラスズキ ファイト6

これはリヤフックが外掛かりしており、フロントフックは奇跡的にかたい頭の隙間となるやわらかい部分にうまく食い込んでルアーが固定されている。他のかたい場所ならフロントフックはすぐ外れていたと考えられる。そして、この掛かり方でフロントフックが外れてリヤフック1本になってしまったとき、強い力で引っ張ったらいかにもリヤフック部分が身切れしそうな印象を受ける。

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