【磯のヒラスズキゲーム】バラシを軽減するフッキング考 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【磯のヒラスズキゲーム】バラシを軽減するフッキング考

2フックルアーによるバラさないためのフッキング

バラシを軽減するためには、以下の2点を意識したフッキングが重要となる。

●リヤフックより先にフロントフックを掛ける。

●フロントフックを口の中から外へと貫通させる。

その方法はいたってシンプルだ。ロッドを立ててラインに適度なアソビを作った状態でリトリーブするだけでOK。このアソビによってヒラに吸い込まれたルアーはヘッドから口内へと入り、フロントフックが先にフッキングしやすくなる。

また、やわらかめのロッドを使うのも一手だ。かたいロッドではルアーが受ける波や流れの変化を吸収しきれず、常にアソビのないリトリーブになりやすい。ラインテンションを緩めるとルアーの存在を感じにくいので、どうしてもラインを張ったリトリーブになりがちだ。

流れがある状況では、ルアーの斜め後ろから流れを受けるようにトレースすることで同様の効果が得られる。

これをうまく実践できれば2フックのルアーでもしっかりとフッキングできる。フロントとリヤのフック間隔が広いので、フロントのみに力が伝わってハリがしっかりと貫通する。アタリを感じたら魚の重みが伝わってから大きく合わせを入れ、リヤフックを口回りに確実にフックアップさせるのがコツだ。

実際に、リヤフックがどこまで刺さり込んでいるかはわからないが、2フックのルアーはしっかりと合わせた方がバレにくいと感じている。フロント、リヤともにフックが貫通してルアーが固定されてしまえば、フックオフの心配はほとんどない。何よりも2フックなら♯2以上のハリを使用できるのでウェートのある大型がヒットしても安心してファイトすることができる。

磯のヒラスズキ ファイト3

ラインにアソビを作った状態でヒットに持ち込めばフロントフックを口内から貫通させることが可能。

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中~小型が相手なら3フックが有利

中~小型(2~4㌔クラス)が相手では、絡みつくようにフッキングする3フックのルアーを使用する方がキャッチ率は格段に上がる。しかし、主流といえる12~14㌢のルアーのフックサイズは♯4までで、大型とのファイトは強度的に不安がある。特に磯でのファイトは強引に寄せなければならない状況もあり、ハリが伸びてバラした経験は何度もある。

3フックの場合、バイトがあってもリトリーブを続け、魚の重みを感じながら巻き合わせてフックを魚に絡めるようなイメージでフッキングするのがよいと感じている。この場合、口外にフッキングしていることが多いので無理なファイトは禁物。時間をかけてゆっくりとファイトするようにしたい。

なお、波が大きいときや強引に寄せなければならないポイントでは、やはり2フックルアー(フックが♯2以上)が有利だろう。

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