【エキスパート対談 新名啓一郎×高井主馬】釣りを末長く楽しんでいくために…《後編》 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

【エキスパート対談 新名啓一郎×高井主馬】釣りを末長く楽しんでいくために…《後編》

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安全対策への取り組み

高井 安全面に関してはやはりライフジャケットの着用も必須ですよね。期限があるのでそこをおろそかにしないよう注意しないと。

新名 オフショアは今年から着用義務の規制がかわりましたよね(ライフジャケットの着用義務拡大)。事故を起こした場合、生死に直結する部分なので各自の意識も問われますよね。これは笑い話ですが、以前にライフジャケットを着用したまま友だちが海に飛び込んで浮力体がポーンて飛び出してこともありますから。

高井 マンガの世界ですね。動画で撮ってたらかなり再生回数を稼げそうですね(笑)。でも、そんな風になるんですね。

新名 外側のナイロンが劣化していたらそうなるので気をつけないと。

大塚 ライフジャケットにもいろいろな種類があってショア、特に磯場では選択が難しいところですよね。

新名 個人的には適度に浮力のあるタイプがいいように思います。その人のレベルというか、泳げない人だと確実に浮けるように浮力の高いものがよいといいますが、それでも厚いサラシの中では厳しいですからね。

新名啓一郎×高井主馬 対談16
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大塚 荒れた磯で落水した場合、とりあえず岸から離れることが最優先というケースもあると思いますが、そのときに浮力の高いライフジャケットを着用していると沖に出られないですもんね。

新名 次の波に乗ってトップまで持ち上げられ、磯に打ちつけられるという危険がありますよね。その場合に少し浮力が低いタイプならかわすことも可能になりますから。僕自身、現状では波を見て「これだったら今日は何枚だな」という感じで浮力体を出し入れできるライフジャケットを使用しています。あとは膨らませられるタイプとか、一般的な安全基準を度外視した部分でしっかりとしたセルフレスキューのためのアイテムがあってもいいかもしれないですね。

高井 僕も友だちが忘れたりしたときのために、余分にライフジャケットを持って行ってます。ただ、自己責任の話なのでまずはもっと着用を推奨して各自でしっかり考えていきたいところですよね。

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