タケダ式ジグ単メバルの極意 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

タケダ式ジグ単メバルの極意

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

実は簡単なジグ単の釣り

軽量リグは手首を使って軽くキャストするのが基本(軽量ルアーはロッドのしなりによるパワーが伝わって飛んでくれるので、シャープな音が出るほどのパワーキャストはたいして意味がない)。リグが着水したらジグヘッドが沈まない程度のリトリーブスピードでまずは表層付近を足もとまでトレースする(活性が高ければこれで食ってくる)。

反応がなければ水面下50㌢ほどのレンジを狙うイメージでトレース。最後はボトム付近で同じアプローチを試みる。メバルの活性状況によってはリトリーブ中のリグをわずかに沈めてみたり、巻き速度に強弱をつけることでヒットに持ち込めることもある。

以上、基本は至ってシンプルな釣りなのでぜひともチャレンジして軽量リグの扱いに慣れてほしい。もちろん、ジグヘッドのウェートはポイントの水深に合わせて選ぶ必要がある(0.4㌘では2㍍以深のポイントで底を取るのは厳しい)。

【徹底解説】タケダ式ジグヘッドリグ・フロロ編

[youtube url=”https://youtu.be/63IC-bnHkpA” width=”700″ height=”480″ responsive=”yes” autoplay=”no”]

 

【徹底解説】タケダ式ジグヘッドリグ・PE編

[youtube url=”https://youtu.be/S0WJCAk1ivk” width=”700″ height=”480″]

 

ポイント選択について

ジグヘッドのウェートが軽くなるほど射程範囲は狭まり探れる水深も限られくる。そのぶんポイント選びが重要となる。

  • まずは明るいシャローに注目。浅場はメバルからの反応を得やすく、明るい場所は潮流や潮色、メバルのタナ、ベイトの有無などを目視しやすいからだ。そこで得た情報をヒントにポイントやヒットパターンを絞り込んでいく。

 

なお、それぞれのポイント(水深)で使用するタックルは以下を参考にしてほしい。


①水深3㍍以内のポイント(ジグ単メバルの基本)
少しやわらかめのメバルロッド+フロロ2Lb(もしくはPE0.3号+フロロリーダー4~5Lb)+ジグヘッド0.9~1.2㌘

②水深2㍍以内の超シャロー
非常にやわらかい軽量ジグ単専用のアジングロッド+PE0.15号+フロロリーダー4Lb+ジグヘッド0.4~0.8㌘

③やや深い場所で25㌢以上の良型を狙う場合
やや張りのある強めのメバルロッド+PE0.4~0.6号+フロロリーダー5~6Lb+ジグヘッド0.8~2.3㌘


僕はおよそこの3種類のタックルでジグ単の釣りを楽しんでいる(遠投フロートを使ったり、足場の高い場所では8㌳クラスのロングロッド〈ULクラス〉も使用)。タックル選びの考え方としては「狙うメバルのサイズ→ラインの太さとジグヘッドのウェート→ロッド選び」という流れになる。

今や選びきれないほどの種類があるメバルロッドだが、釣れる魚のサイズと場所の状況に応じて「強さ」選ぶことが重要だ。「たかがメバル相手にそこまで…?」と思われるかもしれないが、僕のように夜な夜ないても立ってもいられないほど釣りに行きたくて、しかもできる限り確実に釣果を得たいと考えるアングラーなら当たり前の考え方である(笑)。

今回は少しマニアックな部分にまで話が及んだが、何度もいうようにまずは1㌘のジグ単をマスターしてほしい。タックルに扱いに慣れてくればライトゲームの奥深さや本質的な部分が垣間見えるはずだ。それと天候が荒れることが多い時期だが、できるだけナギの日を選んで釣行してほしい。無理に釣行しても釣果に恵まれないばかりかトラブルが多発する可能性が高い。そんな日は「タケダ式・風表のスズキ釣り」を楽しんでください!!

Takeda’s Tackle

※リールは2000番クラスを使用

①ロッド=Go-Phish・ul76 P2 torzite/ライン=サンライン・ソルティメイト スモールゲームFCⅡ2Lb、もしくはソルティメイト スモールゲームPE-HG0.3号+スモールゲームリーダーFCⅡ4~5Lb/ジグヘッド=スミス・ジグヘッドタケちゃん0.9〜0.2㌘、カルティバ・虫ヘッド1㌘(ポイントの水深に合わせて2㌘程度までがメーン)/ワーム=タケダクラフト・モイモイS、スミス・メバピンピンメバピョンピョン


②ロッド=Go-Phish・ul6 Rocksteady/ライン=スモールゲームPE-HG0.15号/リーダー=スモールゲームリーダーFCⅡ4Lb/ジグヘッド=カルティバ・豆アジ弾丸0.4㌘、0.6㌘、0.8㌘、虫ヘッド0.5㌘など/ワーム=タケダクラフト・モイモイS 、まる山のみ太郎(1㌅)


③ロッド=Go-Phish・ul76 Power Seven torzite/ライン=スモールゲームPE-HG0.4〜0.6号/リーダー=スモールゲームリーダーFCⅡ5〜6Lb/ジグヘッド=ジグヘッドタケちゃん0.8〜2.3㌘、カルティバ・メバル弾丸1.5㌘以上/ワーム=モイモイM(状況によりアジのエサ1.5㌅、2.0㌅などを使用)


  • ロッド

【その他の必需品】

ヘッドライト=ZEXUS・ヘッドライトシリーズ(Sシリーズ、Rシリーズを愛用)/小型ペンチ=SUBROC・YUBISAKI/バッグ=SUBROC・v-one“FitBag”/ランディングネット=TOOL・アジメバino/救命具=ブルーストーム・BSJ-9120SUBROC・LIFE RING SBR-LR03


【武田 栄・プロフィール】

メバルやアジ・チヌなど手ごろなターゲットを狙うパターンからハードな磯のヒラスズキゲームまでをこなすスーパーマルチアングラー。お茶目なキャラクターとは裏腹に「おもしろくなければ意味がない!!」をモットーにタケダ式と名づけた独創的かつ効率的な釣りの研究に情熱を燃やしている。あくなき探求を続けるフィッシングギアブランド「Go-Phish/ゴーフィッシュ」主宰。


この記事が気に入ったら
いいね!しよう

※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。