【磯のヒラスズキゲーム】赤木光広の水中目線主義
アプローチパターン
漢磯が使用するルアーはミノーが中心だ(サイズは12~17.5㌢で14㌢をメインに使用)。それ以外にもサラシが複雑に動くようなときはシンキングペンシル、風が強いときや遠投が必要なときはジグミノー、サラシが薄い場合はトッププラグを用いる。
レンジについては基本的に狙うサラシの厚みを基準に考える。薄いサラシなのにジグミノーで深い層を狙ってもサラシに揉まれる小魚とはかけ離れたアプローチになる。逆に厚いサラシの表層を狙う場合、スプラッシャー系では視認しづらい。つまり、そのときのサラシによってヒラスズキから視認しやすく、小魚が泳ぎを乱すレンジを狙うというのが基本的な考え方だ。
ルアーをキャストするのは立ち位置からサラシを越えた場所で最低でも5㍍以上は向こう側へキャスト。ヒラスズキはスポット的に視認しているのではなく、ある程度視野を広げて小魚が入ってくるのを待っていると考えられるからだ。それを念頭に置いてルアーを見切られないように注意したい
そして、サラシ進入するまではトゥイッチやファストリトリーブでルアーの存在をアピールし、サラシの境界でスピードダウンさせる。これは明暗を狙う橋脚回りのシーバスゲームなどと同様で、サラシ狙いにおいてもまず最初に意識するのが境界線であり、ここでバイトしてくることが多い。
ルアーがサラシに入れば流れになじませるように操作。手元に伝わる抵抗が強ければスローリトリーブやドリフト、弱ければミディアムリトリーブといった具合に調整するわけだが、これにより流れが出たらそれに翻弄され、流れがおさまれば自力で泳ぎだすベイトの様子を演出する。
その後、本命の流れが発生するタイミングでルアーを狙いのピンポイントに置く。そして、ラインを張らず緩めずの状態でキープし、ルアーを完全に流れになじませるのがナチュラルドリフトだ。このとき、流れに逆らうような違和感のある動きを出すとルアーを見切られるので要注意である。
漢磯流アプローチの一例
[youtube url=”https://youtu.be/4XtwHQUGMSk” width=”820″ height=”700″] [spacer]
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。