シーバスゲーム・鉄板バイブレーションの実力を120㌫引き出す方法 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

シーバスゲーム・鉄板バイブレーションの実力を120㌫引き出す方法

鉄板バイブレーションの効果的な使い方

まずは流れを斜めに切るようにキャストして潮しものポイントを扇状に探ります。前述のように流れの変化に注意し、変化があるようならそこでストップやフォールなどを入れてバイトを誘います。リトリーブスピードは人が歩く程度のスピードを意識すればいいでしょう。ひと通り探って反応が得られないなら、潮かみのポイントも同様にチェックします。

ロッドはキャストしたルアーの方に向け、バイトがあれば巻き合わせでフッキングできるように構えます(ドラグはあらかじめ緩めに設定)。そして、ルアーが手前に戻ってくるにしたがってロッドとラインの角度をつけるようにし、合わせ切れを防ぐようにしましょう。

強風時はなるべく正面、もしくは背面から風を受けるようにポジションを取ると釣りやすいです。一方、横風を受けるとキャスト時にルアーがバランスを崩し、フックがラインを拾ってしまいがちなので要注意です。また、鉄板バイブレーションの場合は海が荒れていても問題なく使えますが、そのようなときは重めのウェートを選択し、水面から飛び出さないように注意してトレースすればいいでしょう。

 
シーバス・鉄板バイブレーションの使い方3
ハイアピールによる集魚効果はもちろん、ピンポイントを絞り込みやすい高いサーチ性能を生かしてターゲットに近づきましょう。

ジグヘッド+ワームでカバー

鉄板バイブレーションは十分な食わせ力を持つルアーですが、表層でボイルが頻発するようなときは水面でゆったりとルアーを泳がせるパターンが有効となり、スピーディーな展開を得意とする鉄板バイブレーションでは効率よく釣ることができません。巻き上げ+テンションフォールを繰り返せば表層を中心に攻めることもできますが、前述のような状況ではやはりジグヘッド+ワームでスローな釣りを展開するのが得策です。

また、鉄板バイブレーションの硬質な波動でスレたターゲットにもジグヘッド+ワームの柔らかい波動が有効です。基本的に魚は強波動にスレやすく、柔波動にはスレにくい傾向があります。その点を意識して両者をうまく使い分けるのも釣果を伸ばすコツです。

さらに、鉄板バイブレーションにチェイスしてくるもののバイトに至らなかったり、ショートバイトが続く場合もジグヘッド+ワームに交換し、同じコースをトレースします。水中のターゲットの動きをイメージしながら泳がせたり、ロッドワークによるアクションを加えればフッキングに持ち込める可能性が高くなります。

他にも鉄板バイブレーションで釣り続けていると、いつの間にかルアーの射程内にターゲットを集めていることがよくあります。バイトはないものの、魚がルアーを意識しているような状態です。ここでジグヘッド+ワームをキャストして目先をかえるとターゲットの捕食スイッチが入ることがあるので覚えておいて下さい。

シーバス・鉄板バイブレーションの使い方4
波動の異なるルアーをうまく使い分けて魚をスレさせないことでチャンスを継続させましょう。

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