【磯のヒラスズキゲーム】ランカー攻略の極意
対大型の心構え
ゲームを優位に展開するためには他を凌ぐロングキャストが求められる。そこでロッドは強風下でもシャープに振れるパワー系を推奨したい。そして、事前に瀬ズレを回避するランディングルートをイメージしておくことも欠かせない。
ファイトに関してはバラシの大半がフックが伸ばされることに起因する。大型ヒラスズキのトルクに波の力が加わり、フックにはかなりの負荷がかかる。そこで、フックの強度はもとよりラインの特性やロッドのベンティングカーブについても把握したうえでドラグ調整を行なう必要がある。
また、ファイト中は極力追い波の力で魚を寄せ、引き波時は無理をせずに耐えることで負荷を軽減する。フックの強化では同サイズでワンランク軸が太いものを目安にする。フックサイズを大きくすると、ルアーによってはアクションが損なわれたり、ハリ先がルアーに刺さるなどボディーに絡むトラブルが生じるので要注意。このあたりは事前にテストしてしっかりとチェックしておきたい。なお、最近のルアーは既製品でも十分な強度があるものも多い。
いずれにしても、究極に手強い大型ヒラスズキだが、春の好日は一瞬の隙を見いだせるチャンスであることは間違いない。しかし、自然が相手だけに条件面で不足がでるのは当然であり、フィールドでは常に試行錯誤が求められる。私自身、長年の経験で知り得た確信は今も途上である。
《参考タックル》
※3㌔のドラグ値を目安にしたタックル
ロッド=MCワークス・ブラック&クローム116SH/3、ワイルドブレーカー109HR/S/リール=ダイワ・ソルティガ3500H/
ライン=デュエル・スーパーXワイヤー8 2号/リーダー=デュエル・ハードコアパワーリーダーカーボナイロン40Lb/
ルアー=デュエル・ヘビーショット105、ハードコアヘビーミノー90S、110S(高い足場用)、ヨーズリ・マグダーター125F
※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。