【オフショアジギング】春の青物を攻略 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 5

【オフショアジギング】春の青物を攻略

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ヒットからキャッチまでのコツ

ジャークを繰り返す中で少しでも重みが感じられたら即座に合わせを入れる。青物ジギングではズシッとした手応えが得られるところまでしっかりとロッドをあおって合わせるべきだと考えている。合わせが強過ぎてバレるような魚なら、弱い合わせでファイトに持ち込んでも次に引き込まれたときにやはりバレるだろう。それはどちらにせよ取れない魚ということだ。スローピッチ系の釣りと比較して太めのフックを使用することから、中途半端な合わせだと刺さりきらずにバレることが多々あるので注意したい。

ヒット後はロッドのグリップエンドを脇挟みした状態でファイトする。オフショアジギングでは魚が自身のほぼ真下にいるので、グリップエンドを腰やお腹に当ててのファイトだとロッドを立て過ぎて急な横方向への走りに対応できずバラしやすい。相手が大きくて片手でロッドを保持するのが困難なときでも角度には気をつけたい。いったん引き込まれた後、魚が戻ってくるような形となったときにロッドを立て過ぎていると不意にラインテンションが緩んでバラすというケースがよくある。

また、ロッドを引き込んだ後に魚が首を振り、ゴンゴンといった感触が伝わることがある。このときはジグが振り回されており、ラインが緩むとフックも大きく揺れるためフッキングした個所の傷が広がり、抜けやすくなる。したがってここでもランテンションは決して緩めず、ゆっくりでいいので引き続けること。これらの点に気をつけることでキャッチ率が上がるはずだ。

ハイピッチジャーク ブリ10
ハイピッチジャーク ブリ11

あわてて寄せようとせず、ロッドの角度に気をつけてラインテンションを抜かないようにじっくりとやり取りすればキャッチ率を高められる。より強い引きを見せるヒラマサが相手でも基本は同じだ。

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注意点

仲間同士で船をチャーターしての釣行であればさほど気をつかうことはないが、乗合船を利用する場合は同船者全員が1日楽しく過ごせるように努めたい。ゴミを捨てないなどの基本的なマナーを守るとともに、事故防止のためにも釣ることばかりに気をとられず譲り合いの精神を持って行動してほしい。

また、以前に船の移動中にキャビンから出て船べりで用を足そうとしたアングラーが、船が波を勢いよく越えた反動で落水したのを目の当たりにしたことがある。幸いにも船長がすぐに気づいてことなきを得たが、今考えてもゾッとする光景だった。航行中はむやみに動き回らず、デッキに用があるなら船長にひと声かけるなど、互いに安全を確認し合うことが大事だ。

もちろん、そうした事故はいつでも起こり得るのでライフジャケットは必ず着用すること。

ハイピッチジャーク ブリ12

あらゆる場面で同船者や船長と息を合わせ、トラブルなく楽しみたい。

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ロッド=ビート・スピニング(プロト)/リール=シマノ・ステラ8000HG/ライン=サンライン・PEジガーULT3号、4号/リーダー=サンライン・システムショックリーダーFC30~60Lb/ジグ=ビート・ブースF130~200㌘、ブースF SL150~250㌘

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