磯のヒラスズキゲーム・厳寒期のテクニカルノート【PART4 バックドリフトダート】 | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

磯のヒラスズキゲーム・厳寒期のテクニカルノート【PART4 バックドリフトダート】

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ルアー選択

ルアーは一般的なミノーでOKだが、僕は水面を意識したデッドスローでもしっかりとアクションするものを選んでいる。リアクション的に口を使わせることを前提としているため、ルアーが速く流されるようにするのが理想だ。つまり、ある程度のテンションをかけないとアクションしないルアーだと、流されるスピードが落ちてターゲットにルアーを見せ過ぎてしまう。また、水面を意識したシャロータイプを使うことによってルアーが見切られにくくなる効果もある。

応用パターン

バックドリフトダートでサラシの切れ目に差しかかったときに、小さくてシャープなスラックジャークを入れるのも効果的だ。リヤ側から流されるミノーはジャークした瞬間にバランスを崩して手前にイレギュラーダートする。アクションしやすいミノーを使用しているため、ウネリの抵抗とスラックジャークが相まってハイアピールなアクションを演出できる。ほとんどの場合がこのダートの瞬間にアタッてくる。

アタリがないときは3~5秒ほど放置してルアーを流し、その後にゆらゆらと動かす。ダートはアピールと食わせの両方が期待できるが、これでは捕食スイッチを入れるだけで、バイトさせるには他のアクションが必要なケースもある。あらゆるタイプのアクションを複合的に取り入れることで口を使わなかった個体をバイトに持ち込める可能性が高くなる。

また、応用編としてバイブレーションやダイビングプラグを利用した3次元のアプローチも効果的。さすがにバイブレーションをドリフトさせると根掛かりしてしまうが、ここぞというポイントでフォールを入れるのも有効だ。フォール開始直後と、フォールからリトリーブへの立ち上がりの瞬間にバイトが得られることが多い。

激戦区での心構え

竿抜けポイントを捜してバイトを得るという考え方もあるが、激戦区となるとそうもいかない。しかし、私は週末の日中に自己記録魚をキャッチしている。ランカーの回遊ルートや群れの接岸など、さまざまな要因によって時合落ちの時間帯に爆発することもある。

最高のバイトを得るためのテクニックは「絶対に魚と出合う‼」という確固たる信念を持ち続けることだと考えている。強い情熱は必ず魚を呼び寄せるものである。

磯のヒラスズキゲーム バックドリフトダート5

(SWゲームフィッシングマガジン 2014年2月号より)

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【磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて】

※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。


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