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【磯のヒラスズキゲーム】高精度なアプローチで待ち伏せ型の個体を攻略 !!

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磯のヒラスズキ 潮位1

厳寒期は根が絡むサラシやスリットなど、待ち伏せに適したスポットに目を向けることが鉄則。まずは有望なポイントからチェックしてその日の状況を把握することが重要となるから…

解説:松本真吾

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潮位によってエントリーする順番を決定

ホームの四国東南部では例年9月中旬から秋のヒラスズキシーズンが開幕する。シーズン当初はベイトも豊富で水温が高いこともあり、磯、ゴロタ場、サーフなど、場所を問わずにアツいゲームが楽しめる。

その後、12月ごろには季節風や下り潮の影響で水温が低下。群れでシャローエリアを回遊していた中~小型の魚影が薄くなり、冬のヒラスズキゲームに移行する。

釣り自体がどのように変化するのかというと、秋はベイトを追いかけるヒラスズキを狙うのに対し、冬は待ち伏せて捕食する個体を狙うというイメージだ。そこで、厳寒期は根がからむサラシやスリットなど、待ち伏せに適したスポットにアプローチすることが攻略のカギとなる。

また、冬場は潮位の関係で小潮の日の朝イチが狙い目となる。複数のポイントを有するエリアなら潮の干満を考え、アプローチする順番を決めてランガンすればいいだろう。私のホームグランドはR55号線沿いの海岸となるため、ポイントの状況は車から一目瞭然。車中から状況を確認しながら広いエリアをランガンするのもおもしろい。

勝負の朝イチにバラシは厳禁

小潮から若潮回りの日に狙いを絞り、朝まづめに干潮を迎えるタイミングで磯やゴロタ場にエントリーする。そして、その日の潮位と波の高さからポイントを絞り込み、安全かつベストタイミングのスポットから狙い撃つスタイルとなる。このパターンでは多くの反応が得られるため、それらをヒントにしてヒラスズキを攻略する。

私の場合、風や波高などについては事前に情報を入手しているが、水温、水質、ベイトの有無などはすべてフィールドで確認している。そして「こんな状況だからダメ」と考えるのではなく、「こんな状況だからこうしよう」とか「今はダメでもいずれこうなるだろう」と考えることが釣果に繋がると感じている。

特に低水温期(水温16~14度)のヒラスズキは秋のように活発に回遊しないため、アングラーが魚の居場所に赴いてアプローチする努力が欠かせない。

有望なスポットとは潮通しがよい磯場で根が複雑に入り組み、やや水深のある場所ということになる。さらにいうと、この時期はベイトを捕食しやすく、居心地のよい根についている可能性が高い。これにサラシがからめば最高のウインター・スポットとなる。特にランカークラスはこのようなポイントにつく傾向が強い。

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