【磯のヒラスズキゲーム】ロングロッドのススメ
やり取りのコツ
オープンエリアでヒットした場合は普通に寄せてくればOK。ヒラスズキは根に向かって走ったりはせず、アングラーが寄せてくる逆方向に走ろうとするだけなので落ち着いてファイトしたい。フックの掛かり方によって異なるので一概にはいえないが、ヒット直後に突っ込みを見せるものの、走りが止まればテンションを緩めると動かなくなるケースが多い。逆にテンションをかけると動きだすので、これを利用して魚を誘導しながらファイトする。
ロングロッドで攻撃的な釣りをする場合、自動車ぐらいの大きさの島の向こう側でヒットに持ち込むこともあるし、根が手前まで点在していてまっすぐに寄せてこられないことも多い。そんなときはロッドティップを高く保持してラインが島や根に掛からないようにする。そして、テンションを張らず緩めずの状態でキープし、オープンエリアまで魚を誘導してそこから本格的に寄せにかかる。
この場合、コースが狭くて無理に寄せなければならないケースもある。そんなときは魚がこちらを向いているときに反転させないよう、強引に寄せるとうまくいくだろう。
また、サラシ内でヒットするヒラスズキだが、ファイト中は波の中に入るとなぜかそれに乗ってスルスルと寄ってくる。水面から見え隠れするほどの根なら大きな波がくるのを待ち、波のタイミングに合わせて引っ張るとすんなり誘導できる。タイミングがズレると引き波に持っていかれたり、魚が走りだして根ズレでラインブレイクということもあるので要注意だ。そんなときはいったんラインをフリーにしてもう一度仕切り直すようにしたい。根ズレの心配のない場所まで誘導したら、あとは思う存分ロングロッドを曲げてファイトを楽しもう。
[spacer]《参考タックル》ロッド=Go-Phish・The Spot King“master plugger”16.5T/リール=ダイワ・カルディア3520PE-SH/ライン=PE2~2.25号/リーダー=フロロ30Lb/ルアー=タックルハウス・TKF130フォース(赤金)、タックルハウス・TKLM120(※フックは2番に交換)、Go-Phish・BKRP115 GPcustom 24G
(SWゲームフィッシングマガジン 2014年1月号より)
[spacer]※上記のリンク先にある「磯のヒラスズキゲーム・安全とマナーについて」を必ず読んでいただき、ルールやマナーを守り、安全対策をしっかりと講じたうえで事故やトラブルのない釣りをお楽しみ下さい。
スポンサーリンク
※文章・写真・記事などのコンテンツの無断での転用は一切禁止です(詳細はサイトポリシーをご確認下さい)。