中深海ジギング入門・基礎編

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中深海ジギング アカムツ1

新たなステージとして全国的な広がりを見せている中深海でのジギング。この記事は「SWマガジン」2014年1月に掲載されたもので当時に比べるとタックルやメソッドが進化している部分もあります。しかし、不変的なノウハウも随所で紹介されているため、その点を踏まえて読み進めていただければ幸いです。(編集部)

解説:西本康生

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中深海ジギングのターゲット

ジギングでは「深海釣り」と呼ばれるジャンルがある。水深200~1000㍍という深場のポイントがステージとなり、キンメダイやアコウダイなどが代表的なターゲットである。そのカテゴリーの中でも、比較的浅い?ポイントに生息するターゲットを狙うのが中深海の釣りだ。具体的に定義されているわけではないが、ここでは水深200~300㍍前後でのジギングについて話を進めていこう。

水深だけで区分すれば南西諸島や小笠原諸島などで楽しまれているカンパチ・イソマグロ・カンナギ狙いの釣りも中深海に相当するが、今回はスローピッチジャークを軸にした中深海ジギングをピックアップしたい。

創成期のジギングは青物などの回遊魚狙いを中心とした釣りがメインだったが、スローピッチジャークが定着し始めた昨今は根魚などの底生魚、さらには深海魚へとターゲットが広がっている。

私の住む静岡県を中心とする中部地方での中深海ジギングのターゲットはアカムツ・アラ・本ムツ・クロムツ・ハマダイなど。また、ポイントやシーズンによってはキンメダイ・アコウダイ・ホウズキも狙える。他にもエリアによってはマダラ・タヌキメバル・キツネメバル・ウスメバル・バラメヌケ・オオクチイシナギ…など、ここでは書ききれないほど多彩な魚種が射程内に入る。

中でも人気のターゲットはアカムツ・アラ・本ムツ・クロムツなどで、私の本命は何といってもアカムツである。「白身のトロ」と称される抜群の食味が魅力で、仲間とのアカムツパーティーも楽しみの1つとなっている。

アラ狙いに夢中になった時期もあったが、ターゲットとして扱うには個体数が少な過ぎるため今ではほとんど狙わなくなった。本ムツやクロムツに関しては、ホームグランド周辺には大型がコンスタントに釣れるポイントがないのでゲスト的な存在となっている。

アカムツ狙いとはいっても、同じポイントにはさまざまな魚種が生息している。ゴマサバ・ユメカサゴ・ワキヤハタ(シロムツ)・ギンムツに加え、クロシビカマス・タチウオ・タチモドキなどのあまりうれしくないゲストも多数存在する。また、東北の日本海エリアでは小型のマダラ・ホッケ・カジカ・ムシガレイ・ミズダコ・スルメイカなども釣れる。図鑑などでしか見たことがない魚も多く、何が上がってくるかわからないワクワク感も中深海の魅力といえるだろう。


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