ベイトタックルで楽しむショア青物ゲーム《前編》
再び青物のお祭りタイムに遭遇!!
後日、前回の好況が再現されることを期待して友人とともに釣行。この日は満潮時刻と朝まづめのタイミングが重なるため、かなり期待できる条件だった。 日の出直後、まだ青物の気配がない中で友人のミノーにマダイがヒット!! しかし、残念ながらラインが目前の根に触れてラインブレイクとなってしまった。そうこうしているうちに満潮時刻を迎え、このタイミングで期待通りに沖の鳥山が迫ってきた。そして、幸先よく前回と同サイズのヤズをキャッチ。リーダーを結び直していた友人はこのチャンスに間に合わず、その後は青物の反応がなくなってしまった。結局この日は予想よりも釣果が振るわなかった。苦戦しながら本命の青物をキャッチ
3度めのアタックはビギナーの友人が同行。ヘビータックルを持つこと自体が初めてなので、ルアーもあまり飛ばすことができない。それでも前回のようなお祭り騒ぎが起これば十分にチャンスがあると考え、装備はすべて私のものを貸し出してチャレンジしてもらうことにした。
しかし、この日に限ってお祭りが起こらない…。前日の雨が影響しているようだ。こうなると別のフィールドに移動せざるを得ないが、初心者を過酷なフィールドに連れて行くわけにはいかない。そこで、この日は手軽で危険の少ないフィールドに限定して数個所を回ることにした。
とはいえ、そう都合よく魚がいるわけもなく、青物の気配がない水面にむなしくルアーの着水音が響くばかり。いったん休憩を挟んで戦略を練り直すことにした。
思えばここ最近は単発ボイルを見かけるフィールドがいくつかあった。そのような場所で時合を待てばチャンスがあるのではないかと考え、干潮目前のタイミングで以前にボイルを見かけた道路沿いのお手軽ポイントへ。友人は慣れないヘビータックルの釣りにかなり疲れていたが、潮が止まるまでの30分だけ投げ続けてほしいとお願いし、がんばってもらうことにした。
不慣れなぶんサミングができていないせいか、着水音がいい感じに派手だ。「これはもしかしたら…」と期待しつつ見守っていると、干潮5分前に突然のヒット!! 時間をかけて何とか魚をシャローに誘導し、無事にキャッチしたのは5㌔クラスのヤズ。直前までまったく気配がなかったのだが、やはり潮止まり前後のタイミングは何かが起こりやすい。友人はあまりの興奮に笑いが止まらなくなっていた。貴重な経験ができて私もうれしい限りだ。その後は私も竿を振ったが、チャンスは先ほどの一瞬だけで反応を得ることはできなかった。
以上、私なりに楽しんだ晩秋のショア青物ゲーム前半戦。後半戦の模様は《後編》にてお伝えしたい。
(※《後編》に続きます)
使用タックル
【ロッド】
アブガルシア・ソルティーステージ KR-X ショアジギング SXJC-1032H80-KR
【リール】
ピシファン・アリオス
【ライン】
PE4号
【リーダー】
デュエル・ハードコア パワーリーダーCN 60Lb
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