リバーシーバスゲーム・落ちアユパターン入門《前編》
タックル考察
シーズン的にはまだまだ水温が高くてシーバスのコンディションがよいうえ、河川の流れもあいまってファイトはかなり強烈だ。そのためタフなタックルが必要となる。
●ロッド…しっかりとしたバットパワーを有するタイプが欠かせない。また、マッチ・ザ・ベイトの観点から投げるルアーも大きくて重いものがメインとなるため、ある程度の張りも必要となる。具体的にはファストテーパー寄りのMクラス以上で9㌳クラスが理想だ。
●リール…落ちアユパターンではスローな釣りを展開することが多いためローギヤタイプを選びがちだが、ハイギヤでも十分に対応できる。というか、ラインスラックを巻き取ったり、ルアーを素早く回収することを優先してハイギヤタイプで効率のよいゲームを展開する方が得策だと考えている。そのため、私は4000番クラスのXG(エキストラハイギヤ)タイプのスピニングリールを使用している。
●ライン&リーダー…ラインはPE1号にフロロリーダー25Lbの組み合わせが標準。もちろん、釣り場の状況やターゲットのサイズに応じて号数を調整したい。
●ルアー…ベイトとなる落ちアユのレンジはさまざまであるため、いろいろなタイプを持参して表~底層の幅広い層をカバーできるようにしたい。
まずはトップ系プラグで引き波を立てながら水面をフラフラと泳がせたり、水面直下を引いて表層を探るパターンが基本だが、他にも15㌢クラスのミノーやボトム狙い用にバイブレーションなども用意している。ミノーやバイブレーションに関してはアクションやカラーにそれほどこだわっておらず、落ちアユのサイズに合わせることを意識している。
[spacer]快適なウェーディングゲームを実現するために…
秋シーズンは時間帯による寒暖の差が大きいため、ウェーダーの素材選びは頭を悩ませるところだ。ポイントにエントリーするまでの距離によって選ぶアングラーも多いが、ネオプレーンにしても透湿素材にしても一長一短がある。
そこでおすすめしたいのはハイブリット系の素材が採用されたタイプ(私のお気に入りはアングラーズデザイン・ハイブリットチェストウェーダー)。ヒザから下はネオプレーン素材で、それ以外は透湿素材によって構成されている。これならインナーの調節で気温変化に対応できるだろう。
また、ウェーダーで最も破損しやすいヒザの下部に耐久性の高いネオプレーン素材が採用されているうえ、パッドも入っているので耐久性も問題ない。
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