ビギナー必見!! ルアーで美味なヒラメが釣りたい!! | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 2

ビギナー必見!! ルアーで美味なヒラメが釣りたい!!

ヒラメをキャッチするための基本戦略

私はシャローエリアでヒラメを狙うことが多いので、トップウォーターにシャローランナー系のプラグ、ジグヘッド+ワームをメインに使用します。それぞれのアプローチパターンは次の通りです。

●プラグ…シャローランナーは速めのリトリーブ、トップウォーターはアクションを加えてリアクションバイトを誘発するのが基本。プラグの場合はレンジキープが容易でフッキングさせやすいですが、ボディーにフックが干渉して音が発生します。ヒラメがこの音に警戒するため、スレるのが早い傾向があります。

●ジグヘッド+ワーム…比較的スローなリトリーブで見せて食わせるのが基本。レンジキープとフッキングがやや難しいですが、プラグと違ってリトリーブ中に音が発生しないので警戒心をあおる可能性が低くなります。また、水深に関係なくボトムから30㌢ぐらいまでのレンジをトレースできるため、高確率でバイトを得られます。

ヒラメ釣り・ルアー4
プラグとジグヘッドリグをうまく使い分けることでヒット率アップに努めましょう。

私の場合、3対7の割合でジグヘッドリグを使用することが多いです。そして、水深に合わせて2種類のジグヘッドを使い分けています。その目安は以下の通りです。

●遠浅のサーフ…ある程度遠投できて広範囲を探れるジグヘッドが有効。また、ヒラメの口の形状を考えると、ボトムに張りついたベイトを捕食するのは難しいはずです。そこでボトムより少し上のレンジをトレースする必要があり、重量があってもリトリーブで浮き上がりやすいタイプを選ぶのが得策です。

●河口やキャストポイントの水深が3㍍以上あるサーフ…ボトムから30㌢以内のレンジを狙うのが得策。そのためリトリーブで浮き上がりにくいタイプが有効となります。なお、ジグヘッドのウェートは水深や狙いのポイントまでの距離を考えて5~10㌘の間で使いわければOKです。

アプローチパターン

ワームはシャッドテール系を使用。スリムボディーに浅いリブが入っており、テイルのつけ根部分が細くて柔らかく、ナチュラルに泳ぐタイプがおすすめです。サイズは3㌅前後の実績が高いです。 

狙いのポイント(地形変化)より沖にキャストし、底を取ってリトリーブで狙うのが基本。夜明け前から朝まづめの時間帯はスロー気味、日がのぼってからは少し速めにリトリーブします。ワームをボトムから離し過ぎないようなスピードを意識し、ポイントの水深や潮流、リグの重さやタイプに応じてロッドの保持角を調整します。たまにボトムコンタクトさせる程度なら問題ありませんが、引きずると食いがわるくなるので要注意です。

ヒラメ釣り・ルアー5-1
ヒラメ釣り・ルアー5-2
ボトムにはあまりコンタクトさせないよう、慎重にアプローチしましょう。

また、透明度が高い状況や浅場ではルアーを見切られるのが早くなります。同じカケアガリのラインを多角的にアプローチしてバイトがなければ移動といった具合に、ランガンで狙うのが得策です。

一方、河口などで水深のある場所を狙うときはカレントを扇状に、ていねいに探るのがキモです。バイトがあれば重みを感じてから斜め横に巻き合わせるような感じでスイープなフッキングを入れます。

ヒラメ釣り・ルアー6

ヒラメをキャッチするための応用戦略

遠浅のサーフでベタナギの場合、波のあるときに攻められない沖のブレイクを直接狙うのも非常に有効です。この場合、偏光グラスを着用して波打ち際から浅くなっている場所を捜し、股下ぐらいの深さまで慎重にウェーディングします(※それ以上の深さまで立ち込むと、不意の波に対応できないので要注意。くれぐれも安全面を優先して下さい)。うまくいけば50㍍ほど沖まで立ち込むことができ、そこからブレイクラインを扇状に探っていけば警戒心が低い個体に巡り会える確率が高くなります。

他にも釣況が厳しいときはリアクションバイトを誘う方法を取ります。シャローでは水面直下をトレースできるプラグを使用。ロッドティップを水面に近づけ、飛び出さない程度の速さでルアーをトレースします。バイトがあれば即合わせで対応すればOKです。また、ディープ狙いではスリムなバイブレーションを使用します。この場合、底を取ったら超ファストリトリーブで巻き上げます。体力のいるパターンですが、意外なほど威力を発揮することがあるのでぜひ試してみて下さい。

ヒラメ釣り・ルアー7-1
ヒラメ釣り・ルアー7-2
リアクションバイトを狙うのも一手。特に反応が乏しいときは試してみる価値があります。

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