【アラ狙いの中深海ジギング】アクションを細分化して消去法で正解を導き出す‼ | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

【アラ狙いの中深海ジギング】アクションを細分化して消去法で正解を導き出す‼

スロージギング 中深海アラ1

個体数が少ないアラは簡単にヒットする魚ではないが、狙いどころやヒットのタイミングは確実に存在する。そのチャンスを逃さないためにも多彩なアクションを用いてターゲットを追い詰めよう!!

解説:川端健吾

基本シチュエーション


ターゲット=アラ/ポイントの概要=水深120~300㍍の泥底で潮流は0~2㌩。ベイトはハダカイワシやスルメイカ


関西圏で中深海ジギングが楽しめるフィールドはいくつかあるが、そのほとんどにアラが生息していると考えていいだろう。決して数釣れる魚ではないが、その食味は絶品で狙う価値が十分にある。

私自身、丹後半島沖の浦島グリ、徳島県の伊島沖などで釣果を上げている。浦島グリでは水深120~180㍍ほどのポイントでタヌキメバルと一緒にアラが狙える。伊島沖では水深300㍍前後のポイントで実績が上がっている。他にも和歌山県那智勝浦沖や、三重県大王崎沖などでも釣果が期待できる。

釣れるアラのサイズは40~60㌢がメイン。80㌢を越える大型も期待できるが、見た目に反してそれほど引きが強い魚ではないため、アカムツタックルでも十分に対応できる。

釣行前の戦略

アプローチでは常に潮流の変化に注意したい。特に止まっていた潮が動きだしたときなどはヒットの確率が高まる。そのあたりの潮流の加減はジグを操作しているときの手もとに伝わる感触で判断するが、慣れるまではなかなか感覚が掴めないもの。最初のうちは周囲で上がっている魚種を参考にすればいいだろう。

アラ狙いでヒットする他魚としてはユメカサゴ・クロムツ・シロムツなどがあげられる。その中でクロムツが連発して食いが止まり、かわってユメカサゴやシロムツが釣れだしたときは底潮が変化した可能性が高い。

このようなときはもちろん本命がヒットするチャンスである。さらに、アラは同じポイントに複数がついている可能性が非常に高い。したがって周囲の誰かがヒットさせたときもチャンスである。

スロージギング 中深海アラ2

チャンスに繋がるサインを見逃さないよう、同船者の釣況も常にチェックしておきたい。

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