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秋のアジング、120分で満喫する秘策は?

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アジング ハウツー1

アジングではイレギュラー的な大釣りよりも規則性のある時合を重視したいところ。手際よくヒットレンジを探り当てて効率アップを実現しよう‼

解説:藤原真一郎

本命ポイントと釣行のタイミング

アジは回遊性の強い魚である。だから実績ポイントというものも、ほとんどが回遊してきやすい場所、回遊の合間に足をとどめる場所といった感じになる。その中で瀬についているアジも昼と夜では回遊の範囲やレンジがかわるだろうし、デイゲームで釣れる状況でもナイトでは異なるサイズの群れが現われるなど、回遊による群れの変化を感じることは多い。また、群れとなればエリア一帯がアジだらけになるほど数の多い魚だけに、その回遊をとらえられるかどうかが釣果に大きく影響する。

では、そのタイミングや狙いどきはいつなのか? これを特定するのは正直なところなかなか難しい。潮流や潮位、潮回り、光量といったものに左右されているはずだが、地形やベイト、水温との兼ね合いもある。夕まづめ、ベイトについて接岸するときだけ成立するようなパターンもあるし、漁港内で夜通し釣れ続くこともあるので一概に「必ずこの時間」というようには特定しにくい。

しかし、アジの群れに当たるのは運しだいかというとそうでもない。規則性を持つ時合が訪れることもあり、そうなると時合を予測した上で効率のよい釣りが可能になる。

そもそもアジの釣れ方には、魚影が濃くて釣れ盛るタイミングもあれば、小規模な群れの回遊が一瞬だけというように、釣れている期間の中にもバイオリズムのような起伏がある。それが、わずか数日のうちのできごとなのか、ひと潮続くのか、季節を通した形になるのか…。いずれにしても、それらのタームの中に一定の規則性を持った時合、傾向が存在するケースは確かにある。そして、それらの中には典型とも呼ぶべきパターンもある。

たとえば、潮位がキーとなる場合があり、シャローエリアなどでは満潮からの下げはじめで活性の高い群れが寄り、下げ半ばまで釣れ続くパターンがある。光量や時間がキーとなる場合には、夕まづめに時合が訪れた後、しばらく釣れない時間を経て再び釣れだす。ちょうど常夜灯がついて30分ほどで釣れだすなどの規則正しいパターンもしばしばある典型的な事例だ。翌日、翌々日とそのタームの中で再現されるときこそ狙い目で、パターンを掴むことができれば限られた時間内で効率のよい釣りが展開できる。

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