秋のアジング、120分で満喫する秘策は? | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア - Part 3

秋のアジング、120分で満喫する秘策は?

アクションのコンセプトによりリーダーの長さを決定

リグやタックルはポイントに応じて選択することになるが、流れの強さや潮ヨレを狙うときの飛距離や張りを考えると中量級のタックルが扱いやすい。

ロッドは7~7.5㌳で1.5㌘のジグヘッドや3㌘程度のスプリット、5㌘前後のキャロなどが扱える汎用性の高いモデルが適している。その他、リールは2000番クラス、ラインはPEを使用。リーダーは3~4Lbとし、長さについてはジグヘッドのときは60~80㌢、スプリットやキャロでジグヘッドをクイックに動かしたいときはシンカーから下を30~40㌢、ナチュラルに泳がしたり、アクションのプレッシャーを避けたいときには60~80㌢ほど取るといいだろう。

縦横の基本アクションを演出

横に動くものに反応がよいならリトリーブをメインとする。この場合、リトリーブしながらロッドを上下させ、ワームをフワフワとアップダウンさせると、やや食い渋ったときにも有効となる。ときおりショートシェイクを入れてラインスラックを回収することでアタリが分かりやすくなり、フッキングも決めやすい。

フォールなど縦のサソイに好反応を示す場合は、ジャークやトゥイッチを入れた後に糸フケを取り、リールを巻かずにカーブフォールさせる。もしくはロッドワークやスローリトリーブでレンジをキープしたり、ジグヘッドを一瞬ストップさせるような感じでロッドを送り込んで中間シンカーをフリーフォールさせるパターンも有効。さらに、どこでどういうフォールをさせるか、どれぐらいのスピードに調整するかを試してみると攻略の幅が広がる。

横と縦、それぞれの基本アクションは以上のような感じだが、リグを流れに乗せながらこれを実践するところにおもしろさと難しさがある。レンジは釣れ盛っているときは表層まで浮くが、通常は宙層~ボトム狙いがメインとなる。ある程度水深のあるポイントでは狙いのレンジにきっちりとリグを入れることが非常に重要で、流れの強さに応じて潮かみからピンポイントにリグを流し込んでいくパターンになる。

このとき、リグウェートを重くすればボトムにも入れやすいが、そうすると果たしてそのウェートのフォールスピードでアジが食ってくれるかが問題となる。流れに乗せることで食ってくる場合など、あくまでリグを流し(流され)ながらアクションやサソイを入れてやる必要があるなら、相応のウェートに落とさなければならない。そのときはさらに潮かみからラインテンションをなるべくかけないようにして落とし込んでいくような作業が必要になる。

また、一度セッティングが決まっても流れの強さがかわればウェート調整が必要になる。というより、調整し直した方が簡単に食わせられる。限られた時間の中ではどんどんウェートを調整していく方が結果を出しやすいだろう。

アジング ハウツー3

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