【欲張りショアラーのツボR vol.1】シャローフラットで大興奮の展開が味わえるリバー・マゴチゲーム | SWマガジンweb | 海のルアーマンのための総合情報メディア

【欲張りショアラーのツボR vol.1】シャローフラットで大興奮の展開が味わえるリバー・マゴチゲーム

マゴチゲーム ハードルアー1

webで満を持しての復活となった当コーナーですが、記念すべき初回は僕なりに工夫を凝らしたマゴチゲームをピックアップ。水温が上昇するにつれて本格化するターゲットだけに今後も目が離せません!!

Text & Photo 山本典史

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「SWゲームフィッシングマガジン」誌にて約10年続いた僕の連載ですが、この度webにて復活させていただくことになりました。非常にありがたいことで、これまで以上に充実した内容とwebの特性を生かしたタイムリーな記事をご紹介していきたいと思っています。ちなみにタイトルの最後の「R」はリターンズで、内容としては常に新しい何かを追い求めていきますのでよろしくお願いいたします。

ハードルアーで楽しむマゴチゲーム

さて、記念すべき初回に取り上げるのはリバー・マゴチゲーム。数あるSWフィッシングのターゲットの中でフラットゲームの対象魚の1つとして注目を浴びている魚です。ソフトルアーで狙うパターンが主流ですが、今回はハードルアーゲームについて紹介したいと思います。

釣行したのは5月の上旬。釣り場に選んだのは和歌山県・日高川です。河口に最も近い天田橋近辺から御坊大橋までのエリアを重点的に狙いました。干潮前後は川幅が狭くなって狙い目を絞りやすいのですが、ミオ筋へ近づくまでにぬかるむ場所もあり、足が抜けなくなることもあるので危険です。そこで満潮から下げのタイミングで釣行しました。

日高川はボトムにカキ殻が堆積している場所が多くあります。ホッグ系ワームを用いたテキサスリグによるボトムパンプで狙えば根掛かりも少なく、キビレやチヌといったゲストがヒットすることも多いので楽しめます。ただ、それでも根掛かりによるルアーのロストは避けられませんし、ゲーム展開がどうしてもスローになってしまいます。その点を踏まえてハードルアーでテンポのよい釣りを展開することが有利であると考えています。

目をつけたいポイントとアプローチの流れ

ポイントとして注目したいのはブレイクから上がったところのシャローフラットに存在するスリット。スリットといっても周囲のフラット部と比べて高低差は20~30㌢ほど。わずかな差ですが、水深1㍍を切るシャローフラットではこの差が大きくなります。

潮が下げに入って流れが出ると、シャローフラットといえどもボトムの形状によって流れのヨレや水面が鏡状になるエリアができたりするなど複雑な流れが発生します。そこをブレイドチューンのシリコンバイブでテンポよく攻めていきます。「水深1㍍未満のポイントでバイブレーション?」と疑問に思うかもしれませんが、テイルフックにブレイドを装着することでスイム姿勢が後ろ下がりになりシャローでもトレースしやすくなります。

アプローチの流れとしては流れに対し垂直にキャスト。ダウンに流しながら自らも流れより遅いスピードで釣り下ります。これによりテンポよくポイントをチェックすることが可能です。

マゴチゲーム ハードルアー2

バイブレーションのテイルフックにブレイドをセットすることでシャローでも攻めやすくなります。もちろん、フラッシングや波動によるアピールも効果的です。

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